チョコ職人の呉葵妮さん

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(台北中央社)国際的なチョコレートの品評会「インターナショナル・チョコレート・アワード」(ICA)による世界大会で、台北市内のチョコレート専門店「Q sweet」を手掛ける呉葵妮さんが金賞を含む10賞を手にした。アジアの職人としては最多受賞だという。

地区大会で入賞した作品のみ進出できる世界大会。呉さんはアジア太平洋大会でも多くの賞を獲得した。台湾のチョコレートを世界各国に広げ、多くの人に癒やしを感じてもらいたいという。

中央社のインタビューにこのほど応じた呉さん。高評価を得たのは、台湾フルーツを使用した作品だった。

有機栽培のパイナップルやパッションフルーツの果肉を混ぜて完成させたこの作品には、パイナップルのドライフルーツにバニラビーンズを加えた上、チョコレートをまとわせることで豊富な食感を目指した。工夫を凝らしたことで、台湾を代表するパイナップルのドライフルーツをありがちな素材に終わらせず、高級感を感じさせることができたと胸を張った。

今回の世界大会は苦難の連続だったとも振り返った。新型コロナウイルスの影響で作品を海外に送る必要があった上、従業員が相次ぎ感染。自ら店頭に立ちながら、1人で作品を作ることになり、多忙を極め、作品の発送当日、ついに急性胃腸炎で倒れた。

苦労の末、送り出した作品が税関に止められるというハプニングもあった。一度は「言葉を失った」が、作品の鮮度が落ちても、多くの賞に輝いた。呉さんは「神に感謝」と語った。

(余暁涵/編集:楊千慧)