【日本代表レポート】鎌田大地が「いつもどおりできたらいい」と自信

15日、日本代表の中心選手として期待される鎌田大地がワールドカップにかける意気込みを語った。
前日ドーハ入りした鎌田は練習を早めに切り上げ、「まだ試合が終わって移動してきたばっかりで身体重いなって感じです」と話し始めた。
リーグ戦13試合で7ゴール、チャンピオンズリーグでも3戦連発と絶好調。森保一監督が採用する4-2-3-1ではトップ下で攻撃を牽引する役割を任されるはずだ。
鎌田はいつもどおり飄々(ひょうひょう)と「そこまで気負うことなくいつもどおりの自分でいれたらいい」と言いつつも、「自分が今までやってきたことに対しての自信もあるし、いい状態ではあると思うので、しっかりいつもどおりできたらいい」と意気込みを見せた。
「相手のやり方によって、どこで(パスを)もらえばどこが大体空くかは基本的には想像できるし、サッカーはそういうものだと思うので、試合前にしっかり相手の分析をして、それをしっかり頭に入れてやってるという感じです」
そして言うことはいつもと変わらない。
「自分が言ってたように、昔からめちゃくちゃ点が取れるタイプじゃないけど、中盤の割には点が取れる選手を自分は目指しています」「今、チャンスが来たときにうまく決められてると思うんで。しっかり継続できたらいいなと思います」
もっとも本人も言うように、今季の好調の要因は得意とするボランチで起用されているから。日本代表のトップ下ではどうだろうか。鎌田はここでも冷静に分析した。
「代表も今はサイドに仕掛ける選手がいっぱいいるし、もちろん試合の展開を見ながらですけど、彼らをうまく生かして自分がうまく生かされるようにやっていかないとダメだと思います」
「トップ下は(ボランチ)よりゴールに近い位置なので、もちろん守備よりも攻撃に比重を置けると思う」「自分がいなければいけない場所にしっかり走って、それがボールが来なくてもそういうのを続けていけばチャンスは来ると思う。(大切なのは)そういうのを積み重ねていくこと」
11月5日には体調不良で1試合休んだが、本人はこれで大切な休養が取れたと語る。鎌田の、今季の「いつもどおり」が日本の躍進のためには必要不可欠なのは間違いないだろう。
【文:森雅史@ドーハ/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】