「無傷のスコアカードはうれしい」 R・ファウラーは3年半ぶりVに向け新スイングにも手ごたえ
ツアー屈指の人気者が日本で復活の狼煙(のろし)を上げる。2015年の「ザ・プレーヤーズ選手権」など米ツアー通算5勝を挙げるリッキー・ファウラー(米国)が、7バーディ・ボギーなしの「63」をマーク。トータル10アンダーでアンドリュー・パットナム(米国)と並んで首位タイに浮上。19年以来の優勝が視界に入った。
「ノーボギーで回っていたことはあまり意識していなかった。目の前のことだけを見てやり切れたのがよかった。無傷のスコアカードはやっぱりうれしいね」と、この日のラウンドを喜んだ。
日系2世の祖父を持つリッキーは、09年にプロ転向するとルックスと独特なファッションで一躍人気者となる。日本での人気も高く、今週もリッキー目当てのギャラリーも少なくない。メジャーこそ未勝利だが14年には4つのメジャーすべてでトップ5入りを果たし、15年には第5のメジャーと呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権を制するなど、これまでツアー5勝を挙げている。
だが19年の「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」の優勝を最後に勝ち星から見放され、不振に陥った。世界ランキングはトップ10以内が常連で16年には4位までいったが、今は160位まで落としている。
復活を期すために今年9月には3年間スイング指導を受けていたジョン・ティレリーの元を離れ、以前師事していたブッチ・ハーモンと連絡を取り合うようになった。そして、トップで左手の位置を高くして、深いトップを作るようにスイングを意識している。シーズン開幕戦の「フォーティネット選手権」では6位タイと、昨年10月以来のトップ10入りを果たした。
この2日間も「そこまで思い通りのスイングができているわけではないが、それでもうまくまとめられていた感じ」と、100点満点ではないもののスイングの変化による安定感は出てきた。今大会、パー3は5つあるが、2日間で7バーディ・1ボギーもスイングの手ごたえによるもの。「ここのパー3はチャンスホールではないので、パー3でスコアを伸ばせるのは大きい」と話す。
復活優勝まで残り36ホール。「この2日間はしっかりマネジメントできていたが、さらに調整して磨きをかけていきたい。ここではドライバーショットの精度が重要だ。このコースを楽しんで、なるべくフェアウェイからプレーできたらいい」とティショットの精度をカギに挙げた。(文・小高拓)
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