強引な突破から3点目を決める photo/Getty Images

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浦和レッズはルヴァンカップ準々決勝で名古屋グランパスと対戦。ホームで迎えた2ndレグを3-0と勝利して準決勝進出を果たした。この試合でひさびさの得点となった男が江坂任である。

サブからのスタートとなった江坂は、72分に大久保智明に代わって途中出場。馬渡和彰のクロスにヘディングで合わせてクロスバーに直撃するなど、惜しいシーンを作ると迎えた86分に試合を決める追加点が生まれる。

左ウイングバックに入った明本考浩がボール奪取から前線へと駆け上がると、江坂がパスを受ける。すると右へと駆け上がる明本をおとりに使って強引に相手守備陣の中央を突破した江坂は、名古屋DFの守備をもろともせず、最後はランゲラックとの1対1を決め切った。

味方を使う技術も高い江坂であれば、あのシーンは明本にパスを出していても決定機になったはずだ。それでも自ら仕掛けて得点への意欲を見せた江坂。彼の強引さが浦和に歓喜をもたらし、ルヴァンカップ準決勝進出へ大きな3点目を奪った。この得点への欲が江坂をさらに成長させることだろう。