中国高速鉄道は世界一の総延長距離を誇っており、何かにつけて世界初の高速鉄道を開通させた日本をライバル視している。中国メディアの網易はこのほど、中国高速鉄道と新幹線にはどのような違いがあるのかを分析する動画を配信した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国高速鉄道は世界一の総延長距離を誇っており、何かにつけて世界初の高速鉄道を開通させた日本をライバル視している。中国メディアの網易はこのほど、中国高速鉄道と新幹線にはどのような違いがあるのかを分析する動画を配信した。「高速鉄道技術はどちらの方がより進んでいるか」と問いかけている。

 動画では、「技術」について言うなら、どちらの方が上かについて簡単に答えが出る問題ではないとした。中国高速鉄道は営業速度が最高350キロで日本を上回るが、日本はすでに時速600キロのリニア新幹線を開発し、走行試験に成功しているためだ。

 しかし、リニア新幹線は2027年の開業を目指しており、現状では延期の公算が大きいと言われている。そのため動画では、「そのころには中国も時速600キロのリニア高速鉄道を開発しているはず」との見方を示した。すでに2021年7月にはリニア車両を公開しているためで、「中国の高速鉄道の発展速度を考えれば、2027年には完成するはずだ」と自信をのぞかせた。

 また、サウジアラビアの「ハラマイン高速鉄道」の工事を中国が受注したことに触れ、「時に気温が55度にもなる劣悪な天候と砂漠という環境のため、多くの国が受注をためらったが、砂漠での鉄道建設の経験を持つ中国が受注し、完成させることができた」と胸を張った。

 一方、新幹線はインドの高速鉄道計画を受注したものの、コロナ禍もあって計画通りに進んでおらず、延期を余儀なくされているため、相対的に「中国のインフラ建設と中国高速鉄道の優秀さを示す事例になっている」と主張した。しかし、中国にはまだ作ることにできない高速鉄道の基幹部品があるのも事実で、この点で日本は確かに優れていると認めている。

 結論として動画では、中国と日本にはそれぞれの優位性があるため、優劣はつけがたいとしているが、全体的には中国の優位性を強調する内容となっており、自国の高速鉄道技術に大きな自信を持っているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)