女性が妊娠29週目に出産した男児=高雄長庚記念医院提供

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(高雄中央社)高雄長庚記念医院(高雄市)は8日、記者会見を開き、二卵性双生児を妊娠していた30代の女性が17週目に女児を死産後、29週目に同院で男児を無事出産したと報告した。双子で第1子の出産から84日の間隔を置いて第2子が誕生するのは珍しいケースだとしている。

女性は妊娠17週目のある夜に背中に痛みを感じ、翌朝、羊膜の一部が体外に露出しているのに気付いた。そのため、同院の救急外来を受診。その時点で女児を包んでいた羊膜の大部分が外に出た状態で、女児の心拍も停止していた。

蔡慶璋産婦人科副部長によると、結婚から6年にして子供を授かった女性の心情を考慮し、女児を産んだ上で子宮頸管縫縮術を施し、残る男児の羊膜を子宮内にとどめることを決定。その後は抗生物質の投与を行うなどした。女性は19週目には退院し、自宅安静を続けた。。

女性は28週目に腹痛と出血の症状があったものの、翌週に自然分娩(ぶんべん)で1160グラムの男児を出産した。鄭欣欣産科主任によれば、男児はすでに生後3カ月が経過し、退院した。体重も4000グラムを超えたという。

蔡氏は、産科チームがすでに柔らかくなった子宮頸管に縫縮術を施すのは双子の出産では初めてで、文献でも数件の事例が報告されていただけだったと説明。女性が途中退院できたことは「もう一つのサプライズだった」と語った。

(洪学広/編集:齊藤啓介)