どうすれば胃がんの生存率を日本並みに高めることができるのか=中国メディア
記事は、胃がんが世界でも発症率の高い腫瘍であり、特にアジアの発症率は欧米諸国より高くなっていると紹介。胃がんは細菌要因、宿主要因、環境要因が作用しあった結果であり、不規則な食事や生活の習慣に加えてヘリコバクター・ピロリ菌が危険因子になっていると伝えた。
そして、中国の胃がん生存率は23%程度とかなり低くなっているのに対し、胃がんの予防、治療が世界先進レベルにある日本の5年生存率は約80%に達しており、医療先進国と言われる米国よりも遥かに高い水準であると指摘し、日中間で大きな差が生じている理由について考察している。
まず、中国の胃がん患者の大部分は発見時にすでに進行期に入っているのに対し、日本の胃がん患者の3分の2以上は早期発見であるとし、早期胃がんの5年生存率は90%以上にのぼり、手術せずに内視鏡による切除術でがんを取り除くこともできるとした。また、日本ではがんの早期スクリーニング検査が大いに重視されており、胃カメラによる検査やヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療などが広く普及しているため、胃がんの病変自体を防ぐことができているのだと伝えた。
更に、日本は世界の胃がん治療の先駆者であり、胃がん治療のガイドラインは世界各国が参考にしていると説明。腹腔鏡や手術支援ロボットなど先進技術も次々と開発されており、より効果的でかつ患者の負担が少ない治療方法が確立されているとする一方で、中国の胃がん治療では今なお手術による全摘出が主体になっているとした。
記事は、日本における胃がんのスクリーニング検査と治療には、中国が学び参考にする点がとても多いと伝えた上で、周知の徹底によって中国の市民がスクリーニング検査と予防の重要性を認識するとともに、医療技術を高めることによって、中国における胃がん治療率が日本のように大きく向上することに期待を寄せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
