高齢化による人手不足に悩まされる日本の農業だが、先進技術で未来につなげようという取り組みが各地で見られるという。中国メディアは、スマート農業を導入している「日本の農業従事者は賢い」と称賛する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 高齢化による人手不足に悩まされる日本の農業だが、先進技術で未来につなげようという取り組みが各地で見られるという。中国メディアの澎湃新聞は15日、スマート農業を導入している「日本の農業従事者は賢い」と称賛する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の農業の厳しさを紹介。もともと土地も資源も不足している日本は災害も多く、そのうえ最近では農業従事者の高齢化も深刻だが、だからこそロボット技術や情報通信技術を活用する「スマート農業」が発展したと感心している。一例として、米作りに「ドローン」を使っている事例を紹介。農家の高齢化と人手不足が問題となるなか、農薬の散布や追肥にドローンを利用することにより、タブレット1つで作業ができるようになったという。

 別の例は、鹿児島県でお茶の栽培、加工販売を手掛ける会社が試みる「無人摘採機」の取り組みだ。これまでも農薬や化学肥料に頼らない栽培方法を行ってきたが、ここにスマート農業をかけ合わせたという。無人で作業ができる数台のオリジナルマシンがあり、ほかにも水や風圧で病害虫を吹き落とす機械や、雑草を蒸気で枯らす機械などがあるようだ。記事は、お茶の品質が向上し、労働力の節約になり、茶園の環境を守ることにもなる、すばらしい取り組みだと称賛している。

 また、ワイン用のブドウづくりに力を入れる長野県のある村では、ブドウ園の各所に取り付けたセンサーが温度と気温、日射量、葉の濡れ具合などを計測してくれると紹介。収集したデータは随時確認することができ、病気や害虫の発生を未然に防ぎ、肥料をいつ与えるか、いつ収穫するかなども分かると伝えている。

 中国も都市部は先進国とそん色ない発展を遂げてきたが、農村部の発展はまだまだであり、今も牛や馬などを使って農業を行っている農村も少なくない。一方、日本の農業は高齢化や人手不足、後継者不足などが指摘されるが、得意の先進技術を生かして着実に前進しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)