「ドレミ」とカタカナ入力して音楽が作れる! カンタンだけど奥の深い作曲ツール
そんな不思議なツールが、今回紹介する「テキスト音楽 サクラ」だ。
しかも「テキスト音楽 サクラ」は、複数トラックが使えて、ピアノやギターなどの音色も豊富に用意され、本格的に作曲もできる。
「楽譜も読めないし、自分には作曲なんてムリ」
そう諦めている音楽好きな人には、ぜひ試してほしい。
●音符が読めなくても、音楽の知識がなくても作曲はできる
パソコンで音楽を作るには、さまざまな方法がある。
以前紹介した「MuseScore」は、パソコン上で作った楽譜をそのまま演奏できるツールだ。
本格的な作曲はできるが、楽譜の知識がないと作曲することはやはり難しいだろう。
しかし、今回紹介する「テキスト音楽 サクラ」(以下、サクラ)なら、楽譜の知識は一切いらない。
小学校で習った「ドレミ……」が分かれば大丈夫だ。
なぜなら、「ドレミ……」と音階をカタカナで入力すれば、それがそのまま演奏されるからだ。
たとえば、「ドレミードレミーソミレドレミレー」と書けば、誰もが知っているチューリップの曲が演奏される。ワープロのように音階を入力していくだけで作曲できるユニークな作曲ソフトなのである。
次が起動したサクラのウィンドウである。
右側が音階を入力するエリアだ。ここに音階を入力する。
入力後、ツールバーの[再生]ボタンをクリックすれば、音楽が演奏される。
なお、演奏中は演奏の情報を表示する「演奏モニタ」が表示される。

「テキスト音楽 サクラ」のウィンドウ。右側のエリアに「ドレミードレミーソミレドレミレー」と入力した。

ツールバーの[再生]をクリックすると音楽が演奏される。再生中は演奏モニタが表示される。
もちろん、サクラの機能はこれだけではない。
「ストトン表記」と呼ばれる独特な表記法で、音程や音調、和音、繰り返しなどを記述できる。
また、複数のトラックを用意して異なるメロディーを重ねたり、「ピアノ系」「ギター系」「パーカッション」などの音色を指定したりすることもできる。
これらの機能を駆使すれば、本格的な音楽も作れるだろう。
作ったデータは拡張子「.mml」のテキストファイルとして保存される。また、MIDI形式で保存することも可能だ。
なお、作者のホームページでは、作曲したデータをユーザーがアップロードできる掲示板も用意されている。そこから音楽データをダウンロードして楽しんだり、作曲の参考にしたりすることもできる。誰でも簡単に始められるが、本格的な音楽も作れる奥の深いツールが「テキスト音楽 サクラ」なのだ。興味があれば、ぜひ試してほしい。

「ストトン表記」で音程や音調などを表記できる。また、複数のトラックを組み合わせて作曲することもできる。

「ギター系」や「ストリングス系」など、さまざまな音色が用意されている。

「ドレミ……」と入力する以外にも、鍵盤や五線譜を使った入力方法も用意されている。
・テキスト音楽「サクラ」
・バッハやモーツァルトも夢じゃない? 無料で使える高機能な楽譜作成ソフト「MuseScore
井上健語(フリーランスライター)
