バッハやモーツァルトも夢じゃない? 無料で使える高機能な楽譜作成ソフト「MuseScore」
「MuseScore」は、楽譜の作成が可能なオープンソースで開発されている無料ツールだ。
作成した楽譜はすぐに演奏できる。
使いこなすには音楽の知識が必要だが、たとえ音楽の知識がなくても、触るだけでワクワクできるだろう。音楽に興味があれば、ぜひ試してみてほしい。
●無料だが本格的な楽譜作成ソフト
一般ユーザー向けではないが、特定の分野で広く利用されているソフトは少なくない。
たとえば、建築・設計で利用されるCADソフトやプロのデザイナーが利用するアドビ社のソフトなどはその典型だろう。
今回紹介するのも、そうした専門家向けのソフトだ。
ジャンルは作曲で、ソフトウェアの名前は「MuseScore(ミューズスコア)」という。
音楽の専門家向けの作曲ソフトと書くと高価なイメージがあるかもしれないが、本ソフトはオープンソースで開発され、誰でも無料で利用できる。
しかも、非常に高機能で、クラシックのオーケストラや室内楽、ジャズ、ポピュラーなどの楽譜を作成できる。もちろん、作成した楽曲は演奏することも可能だ。
画面に表示される楽譜に音符などの記号を配置していくので音楽の知識は必要だが、それさえあれば誰でも作曲できる。仮に音楽の知識がなくても、MuseScoreを使えば音楽の勉強になるし、素人でもとりあえず音符を並べていくだけで曲を再生できるので、それだけでもけっこう楽しい。

MuseScore(https://musescore.org/ja)は、オープンソースで開発されている無料の楽譜作成ソフトだ。マウス操作で音楽記号を配置するだけで作曲できる。
●楽譜に音楽記号を配置して作曲、オンラインのコミュニティも充実
起動後は、新しい「スコア(楽譜)」を作成する。スタートセンターが起動したら、[新しいスコアの作成]をクリックして、タイトルや楽譜のテンプレート等を設定していく。
テンプレートには「合唱」「室内楽」「ジャズ」「ポピュラー」など、さまざまな種類が用意されている。
音楽の素人にはこのあたりから難しくなってくるが、MuseScoreが本格的な作曲ソフトであることは分かるはずだ。
新しい楽譜が用意できたら、あとはツールバーに用意されている音符やパレットに表示される各種記号をマウス操作で配置していく。配置したら、ツールバーの[再生/停止]ボタンをクリックすれば再生できる。

起動後は、新しい「スコア(楽譜)」を作成する。画面はスコアのテンプレートを選択しているところだ。

新しい楽譜が用意されたら、音楽記号をマウス操作で配置していく。なお、キーボードで配置する方法も用意されている。

オンライン公開されているMuseScoreのスコアファイルを読み込んで再生することもできる。
なお、MuseScoreはオンラインのコミュニティも充実している。
ユーザー登録すれば、作成したスコアをアップロードしたり、他のユーザーがアップロードしたスコアをダウンロードして利用したりできる(利用時には、著作者の利用規約に従う必要がある)。
また、有料の「Musescore PRO」を契約すると、広告の非表示、スコアの自由なダウンロードなどが可能になる。
筆者は音楽の知識がないのでこれくらいしか紹介できないが、音楽の知識がある方、興味がある方は、ぜひ試してみてほしい。きっと。楽しい世界が待っていると思う。

オンラインのコミュニティも充実している。他のユーザーがアップロードしたスコアもダウンロードできる。
・ MuseScore
井上健語(フリーランスライター)
