この夏にPSVへの移籍を叶えた堂安。その交渉は破談寸前となっていたようだ。 (C) Getty Images

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 今夏の移籍市場で去就が注目を集めた堂安律は、最終的にPSVに移籍した。

 2017年6月にフローニンヘンへ1年間の期限付きで加入して以来、逸材が集うエールディビジで研鑽を積んできた21歳の若武者は、シャフタールやCSKAモスクワなど様々なクラブが移籍先の候補として挙がるなかで、オランダの超名門の扉を叩いた。

 そんな堂安のPSV移籍の舞台裏をフローニンヘンでテクニカル・ディレクターを務めているマルク=ヤン・フレデルス氏が語った。

 オランダ・メディア『Fox Sports』の取材に応じたフレデルス氏は、堂安の移籍金を巡る両クラブ間の交渉について、「決してスムーズではなかった。こちらからPSVに連絡をしてすらいなかった」と難局を迎えていたことを告白。そのうえで、平行線を辿っていた契約を動かしたのが、堂安本人であったと続けた。

「ドウアンは本当にPSVへの移籍を望んでいた。私は彼がとてもうまくやったと言わなければならない。ある日曜日、彼は休みにもかかわらず、私の家に来たいと言ってきたんだ。私はすぐに断ったよ。彼がすぐにサムライソード(日本刀)を持って玄関前に来ると思ったからね。まぁ、とにかく彼の意欲が全てをまとめたのさ」

 フローニンヘンが1400万ユーロ(約17億5000万円)という高値の要求を突き付け、一時は破談寸前にまで至っていた契約が、最終的に750万ユーロ(約9億4000万円)で合意したのは、この先のキャリアを見据えて、ステップアップを望んだ堂安の想いがあって実ったものだったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部