実現可能性は謎なれど。IBMが「8つ折り画面」スマートウォッチの特許を米で取得
米IBMが「8つ折り画面」を搭載したスマートウォッチの特許を出願していたことが、海外報道により判明しました。

この特許「Variable display size for an electronic display device(電子ディスプレイデバイスのための可変ディスプレイサイズ)」は、2016年にUSPTO(米国特許商標庁)に出願され、先月に認可されたものです。今回の特許は、オランダのテックサイト、LetsGoDigitalが発見したもの。長方形の分厚い筐体を持つスマートウォッチのアイディアが説明されています。この筐体の中には7枚のサブディスプレイが収納されており、メインディスプレイとあわせて2枚、4枚、あるいは8枚の形に展開できます。

ディスプレイサイズは1枚の状態では3×2インチ(縦×横)で、8枚すべてを展開すると6×8インチとタブレット並みの画面サイズとなります。さらに4枚ディスプレイを開くとスマートフォンモードに切り替わり、アイコンが大きくなるなど、UI(ユーザーインターフェイス)が変化。8枚を展開するとタブレットモードとなり、両手で操作しやすくなります。

あくまでも図面の上ではありますが、ディスプレイ同士のギャップは最小限に抑えられており、またデバイスにはスピーカーが搭載されています。さらにオプションで、マウスやキーボードによる操作も可能だとしています。

こうした柔軟に展開可能なディスプレイという点では、現在は韓国サムスンや中国ファーウェイが折りたたみスマートフォンの投入を急いでいる状態。ですがこの特許のスマートウォッチは、折りたたみというよりは分離したディスプレイを組み合わせるという意味で、むしろZTEの2画面スマートフォン「M」(Axon M)に近いアイデアと呼べそうです。

ただし折りたたんだ状態の構造などを考えると、実際にこのような変わり種ディスプレイを搭載したスマートウォッチが登場するのかは、限りなく謎といったところでしょう。しかし、その柔軟なアイデアは評価したいものです。