配車・宅配サービスで知られるUberは、以前からドローンを用いた配達サービスの計画を進めていましたが、いよいよマクドナルドと協力して、2019年夏からハンバーガーの配達テストを行う予定だそうです。

Uber Announces Plans to Deliver Big Macs by Drone This Summer - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-06-12/uber-announces-plans-to-deliver-big-macs-by-drone-this-summer

Uber says it will start delivering fast food by drone in San Diego this summer - The Verge

https://www.theverge.com/2019/6/12/18662524/uber-drone-delivery-fast-food-san-diego-summer-2019-trial

実際にどんなドローンを運用予定なのかは以下のムービーでわかります。

UBER AIR: Delivering Uber Eats with Drones | Uber Elevate | Uber - YouTube

サンディエゴのマクドナルドで、駐車場にドローン発着場を作るスタッフ。



コンテナからは大型ドローンが登場。





プロペラのセッティングなどを行い……



準備完了。



一方、お店にはUber Eatsで注文が入り……



ハンバーガーの準備が進められています。



完成したメニューは「Uber Eats」の宅配ボックスへ。





ボックスをドローンに取り付けて……



配達へゴー。



Uberの計画では、この宅配は直接ユーザーの家まで運ぶのではなく、ドローンで指定された安全な着陸場所まで配達したあと、Uber Eatsの配達人が荷物を回収してユーザーに届ける形になるとのこと。





なお、着陸場所の1つとして、駐車しているUber車両の屋根も想定しており、QRコードで場所を認識させている様子がムービーに登場します。





Uber Airの責任者であるエリック・アリソン氏によると、ドローン配達の試験にゴーサインが出たのは2018年にUber Eatsの収益が150%増加したおかげだとのこと。試験はマクドナルドと提携してサンディエゴで行われる予定で、これまでは21分かかっていた1.5マイル(約2.4km)の配達がわずか7分で行える見込み。

ただ、定期配達の市場を確立するには3年はかかり、ドローン配達の一般化は10年後だと予想されているとのことです。