北海道はとにかくデカい。

皆さんご存知の通り、都道府県の面積ではダントツ1位。面積2位の岩手と比べても5倍、最も小さい香川と比べると42倍の差がある。都市の距離感が分からず、観光客が無謀なプランを考えてしまうのも「あるある」だろう。

実は、主要都市の札幌もかなりデカい。そのサイズ感がひと目で分かる画像を、地元の観光情報サイト「北海道プレス&サポカン」が紹介し、ネット上で話題になっている。それがコチラだ。

神奈川・千葉・埼玉・茨城まで...

ご覧の通り、これは札幌市を南関東に置いてみたら...という画像である。23区をすっぽりと覆い隠しているのだ。東京を飛び越えて、その勢力は神奈川・千葉・埼玉・茨城まで及んでいる。

東は八千代市あたり(千葉)、西は府中市(東京)、南は横浜(神奈川)、北は守谷市あたり(茨城)まで。驚きのサイズだ。ちなみに、東(八千代中央駅)から西(府中駅)までは、約1時間20分かかる。料金は1240円だ。


これには、ツイッターでこんな反応が。

Jタウンネット編集部が2019年2月19日、北海道プレス&サポカンの「中の人」に話を聞いた。こうした比較画像を作ろうと思った理由については、

「札幌はこんなにも広いから出来れば計画をきちんと立てて観光に来て欲しいと思い、札幌の広さを理解してもらう意味で投稿しました。札幌にも素晴らしい観光スポットは数多くあるので、まずは札幌の広さから理解して欲しかったということです」

と説明。地元の観光情報を伝えるサイトだけに、観光客に札幌をより楽しんでもらいたいという思いが背景にあったようだ。

ツイッターの反応については、「予想以上に反応が多くてびっくりしています」と一言。なかでも、札幌は森林地区にあたる「南区」が半分以上との指摘が印象に残ったとして、

「南区にも定山渓温泉や真駒内滝野霊園をはじめ、良い観光スポットが多いので南区は山ばかりではなく観光地としても楽しめることを知って欲しいと思いました」

としていた。

ちなみに、話題の比較画像を作成したユーザーが運営する「サポカン」は、札幌の地下鉄駅や区単位で観光情報を紹介しているサイト。「札幌市の神社や史跡、博物館や資料館はほぼ網羅しています」とのことだ。