森保一監督の就任以来、GKは東口順昭、権田修一、シュミット・ダニエルの3人に固定されている。それでも誰が正GKの座を射止めるか、まだ決まってはいないはずだ。

A代表で出場していないシュミット以外で、A代表デビューは、東口が2015年8月9日の中国戦、権田は2010年1月6日と、権田のほうが早い。しかしワールドカップ後の3試合での出場は、権田は1試合、東口が2試合と2018年ワールドカップメンバーだった東口のほうが一歩リードした。

それでも今回、東口は10月20日に右膝を負傷し、11月3日のリーグ戦を欠場するなど不安が残る。一方の権田は持ち前の鋭い反応で鳥栖の失点を防ぎ、チームの降格圏脱出に貢献してきた。

権田は「代表に来る度に自分のチームとは求められることが違う。ここではここのサッカーがあるので、ここのサッカーでしっかり自分の良さを出さなければいけない」と気を引き締める。

「Jリーグとは対戦する相手も違うし、チームメイトのスキルも違う。鳥栖ではロングボールを蹴ってチャンスを作るけれども、代表ではつないでボールを持っていける」

「鳥栖ではできる限り相手ゴールの近くにボールを出すし、それが自分の良さでもあるけれども、鳥栖に比べると代表のほうが近くの選手の動き出しは間違いなく早い」

「そこは明らかに違うので、自分の良さを出しながらもチームにとってベストの選択をしなければならない」

鳥栖からは木谷公亮コーチがに練習見学に訪れ、試合後には権田、森保監督と言葉を交わしていた。ホームに近い環境の中で、権田は出場に意欲を見せている。

【森雅史/日本蹴球合同会社】