コロンビアを破る番狂わせを演じた日本代表【写真:Getty Images】

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世界のファンの注目を集めるFIFA公式サイトが日本の特集記事を掲載

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組でコロンビアを破る番狂わせを演じた日本代表。今大会序盤の金星の一つとなったが、大会を主催する国際サッカー連盟(FIFA)はどう世界に伝えたのか。公式サイトで特集を組んでいる。

 試合ごとに「マン・オブ・ザ・マッチ」を選出するなど、世界のサッカーファンの注目を集めているFIFA公式サイト。なかでも、インパクトの大きさを示すように、日本戦の特集記事がトップページに掲載されている。

 記事は「忍耐が日本に力強いスタートをもたらす」と見出しを打ち、先発起用で驚かせたDF昌子源をメイン写真に掲載。「2014年のブラジルW杯のチームと比べ全く違ったスタイルを披露した」と戦いぶりを評している。

 白星発進については「輝かしいスタート」と表現し、「香川真司のPKと大迫勇也のヘッドによる勝利は『ハードワーク』『経験』、そして最も重要であろう『守備の忍耐力』によって達成された」と勝因を挙げている。

 試合開始早々に10人となりながらも地力で上回るコロンビアが繰り出す攻撃をしのぎ切った「守備の忍耐力」。それこそが今大会屈指の番狂わせに結びついた最大の要因であると、世界のサッカーファンを伝えていた。

コロンビア連盟も回顧、PK献上の引き金は「日本の素早いプレー」

 一方、金星を献上したコロンビアは連盟公式サイトで日本戦をプレーバック。「試合開始3分で日本の素早いプレーがカルロス・サンチェスの受けた重い刑に至った」と痛恨のPK献上シーンについて言及している。

 さらに、一時同点となった場面については「フアン・キンテーロが素晴らしいフリーキックで同点とし、チームにひとかけらの平穏を与えた」と評価。しかし、記事では「試合が進むにつれ、コロンビアは試合のリズムのコントロールを失った」とも指摘し、後半29分に大迫勇也にCKからヘディングで決勝ゴールを浴びたことを伝えている。

 日本は決勝トーナメント進出へ大きな鍵を握るセネガル戦を24日に迎える。アフリカの強敵との激突となるが、持ち前の「忍耐力」を武器として1次リーグ突破を決められるか。今からホイッスルが待ち遠しい。(THE ANSWER編集部)