新日本プロレスのSHOとYOHが語る「批判は自分を好きにさせるチャンス」

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新日本プロレス・ジュニアの祭典「BEST OF THE SUPER Jr.」も終了し、ジュニアヘビー級の選手たちの次なる舞台は、6月9日に開催される大阪城ホール大会『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』。同大会で金丸義信&エル・デスペラード組のIWGPジュニアタッグ王座に挑戦するのが、”ROPPONGI 3K”ことSHO&YOH組だ。

4月にはフォトブック『3K』(東京ニュース通信社)が発売され、女性ファンを中心に人気拡大中の彼ら。「僕たちをきっかけにプロレスを見てもらいたいですし、プロレスを知らない人に会場にもっと足を運んでもらいたい」(YOH)と語るように、プロレスの魅力を知ってもらうためならいろいろなことに積極的に挑戦していきたいという。THE BLUE HEARTSと音ゲーが音楽の入口だったという2人に話を聞いた。

ー2人は試合前に音楽を聴いてテンション上げることはありますか?

YOH:一度好きになったバンドの曲はずっと聴くタイプなので、メキシコ遠征に行ってたときもTHE BLUE HEARTS、DOPING PANDA、HUSKING-BEEの曲を繰り返し聴いてました(笑)。3年ほど前、共通の知り合いを介してHUSKING-BEEの磯部(正文/Gt, Vo)さんとお会いしてから、磯部さんが試合に足を運んでくれたり、逆に僕がライブに行ったりと交友関係ができまして。で、実は昨日バンドの練習だったんです。

ーYOHさんのバンド?

YOH:はい。僕がヴォーカルでSHOくんがドラムを叩いてるんですけど、スタジオに磯部さんが遊びに来てくれて。贅沢な時間でした。スタジオにイッソンがいるって(笑)。

ー(笑)SHOさんは試合前にどんな音楽を聴くんですか?

SHO:メキシコ遠征のときはラテン・ポップばっかり聴いてました。そこらじゅうで流れてるんですよ、大音量で。それに合わせて道ばたで踊ってる人もいて(笑)。小さい子どもからおじいちゃんまで、メキシコの人はみんな同じ音楽を聴いてますね。

ーじゃあ、ルチャリブレのレスラーが入場曲とかで使うことも多い?

YOH:人によりますね。テクニコ(ベビーフェイス)のレスラーはコテコテのメキシコ音楽です。ルード(ヒール)になるとロック系の音楽みたいな。

ー2人はメキシコ時代はルードだったんですよね。入場曲は?

YOH:DOPING PANDAでしたね。好きな曲でいいって言われたので(笑)。

SHO:自分は音ゲーの曲を使ってました。ぜんぜんルードっぽくない(笑)。僕は80年代のディスコ・ミュージック、初期のSUPER EUROBEATとか好きで、Dance Dance Revolutionのような音ゲーのサントラに収録されてる曲から影響を受けてるんです。

ーさっき話してたバンドではどんな曲を演奏してるんですか?

YOH:バンド名はSAKURA DENBUっていうんですけど、THE BLUE HEARTSのコピーですね。今は3曲くらいレパートリーがあって、目標は5曲。僕とSHOくん以外は一般の方なんですけど、ギター、ベース、キーボードのメンバーがいます。

SHO:中高大って学生時代にDrumManiaをやりこんでたんですけど、ゲームと本物はぜんぜん違うので、自分はひたすら練習ですね。

YOH:まだスタジオ入って2回目、みたいなレベルなので高校生のアマチュア・バンドよりヘタですけど、将来的にはライブをやるのが夢です。

ーでも面白いですね。フォトブックを出したり、バンドを結成したり、いろんな広がり方の可能性があるじゃないですか。

YOH:ほんとに。面白いことをたくさんしたいと.思ってるので。僕らが全力で楽しんだものが、お客さんにも伝わると思うんです。

ープロレスの世界の中ではどうですか。もっと面白いことしたい!という気持ちはありますか?

YOH:僕らはジュニアヘビー級なんですが、階級の枠にとらわれないレスラーになりたいです。田中(田中翔)と小松(小松洋平)からSHOとYOHに名前を変えたのも、世界を舞台に闘っていきたかったから。実際、アメリカでは無差別級で階級の差もなく、そこに揉まれてやってきたこともあるので。だからいずれ、ジュニアヘビーでタイトルもすべて制覇してから、ヘビー級に挑戦したいという気持ちはあります。僕らのフィニッシュムーブの3Kっていう必殺技があるんですけど、ヘビー級の選手にも対応できるよう開発した技なんです。

ーネガティブになってしまうことはないですか?

YOH:悩んだりすることはありますけど、今はある種、吹っ切れた部分もあるので。切り替えは早いですね。

SHO:悩むことも多いですけど、逆にそれがモチベーションになってます。SNSの悪口とか(笑)。ヤングライオンのときは、自分への批判コメントをスマホの待ち受けにしてたくらいなので。それをトレーニングの前に見て、「こんな書き込みをしたことを後悔させてやろう」と奮起してました(笑)。

YOH:モチベーションになるよね。

SHO:賛否両論あった方がいいです。7:3くらいの割合がちょうどいいって誰かが言ってました。

YOH:批判してる時点で、その人のことが気になってるってことなので。逆に好きにさせるチャンスですよね。前に中邑真輔選手が言ってました。ファイトスタイルを「クネクネ」にしたとき、すごい批判されたことがあって、そのときに「よっしゃ!」って思ったって。
SHO:内藤(哲也)選手もそうですよね。

YOH:そういう意味では、棚橋(弘至)選手もそうだし、みんなに言えることですよね。批判を一気に引っくり返すというか。僕らが「これだろ!」と思ったことをやり通すみたいな。

ー最後に最近よく聴いてる曲があったら教えてください。

YOH:ユニコーンの「車も電話もないけれど」を聴いてますね。最近のものだとポルカドットスティングレイの『全知全能』、ザ50回転ズ、クリープハイプとか。

SHO:僕のリングネームと同じ名前っていうのがきっかけで聴き始めたラッパーのSHOとか、あとは台湾のジェイ・チョウ、それからヒゲドライバーの曲をよく聴いてます。


新日本プロレス SHO&YOHフォトブック『3K』(東京ニュース通信社刊)

SHO
高校3年からレスリングを始め、名門・徳山大学に進学。副主将を務め、全日本大学グレコローマン選手権7位、全日本学生選手権グレコローマンスタイル3位、西日本学生選手権フリースタイル準優勝などの成績を残す。2012年2月に新日本プロレスへ入門。同年11月15日に渡辺高章戦でデビュー。2015年7月に他団体への参戦などを経て、同期のYOHと共に2016年1月からメキシコ・CMLL~アメリカ・ROHに遠征。2017年10月9日の両国国技館大会で、ロッキー・ロメロ率いる”ROPPONGI 3K”としてYOHとともに電撃凱旋帰国。田口隆祐&リコシェ組の持つIWGPジュニアタッグ王座を奪取し、第54代王者となる。格闘技全般を好み、現在は柔術にハマリ中。ボディービルダーと共に磨き上げられた肉体美は名だたるスター選手が集まる同団体内でもトップクラス。休日の過ごし方は「トレーニング」。

YOH
両親の影響で幼少時からプロレスに親しみ、中学1年生のときにプロレスラーを志す。高校と大学ではレスリング部に所属。大学卒業後の2011年5月からは、アルバイトをしながらプロレス学校(プロレス道場ヤングライオンクラス)に通い、2012年2月の入門テストに合格。同年11月19日に渡辺高章戦で、待望のデビューを迎えた。2014年1月には東京ドーム大会初出場。2015年6月、ジュニアヘビー級の祭典であるBEST OF THE SUPER Jr.に初エントリー。2016年1月、同期のSHOと共にメキシコ・CMLL〜アメリカ・ROH遠征へ。2017年10月9日の両国国技館大会で、ロッキー・ロメロ率いる”ROPPONGI 3K”としてSHOとともに電撃凱旋帰国。田口隆祐&リコシェ組の持つIWGPJr.タッグ王座を奪取し、第54代王者となる。

保険見直し本舗 Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL
2018年6月9日(土)14:30開場 16:00開始
大阪・大阪城ホール
http://www.njpw.co.jp/tornament/136640?showCards=1