プレミアで早くに燃え尽きた「10代の天才」、10名
現在、かつて「ワンダーキッド」と呼ばれたウェイン・ルーニーが苦しんでいる。まだ30歳でありながらも、もはやキャリアは下降線をたどるのではないかとも。
彼のように10代で鮮烈なデビューを果たしながらも、早くにピークを迎えてしまったり、怪我に苦しんだことで凋落してしまう選手も数多い。
『Daily Mail』は「早くに燃え尽きた天才児たち」という記事を掲載し、若くして厳しい時を迎えた選手たちを紹介した。ウェイン・ルーニーは果たしてこうなってしまうのか、あるいはまた劇的な復活を遂げるのだろうか?
マイケル・オーウェン
元祖「ワンダーボーイ」は17歳でリヴァプールのレギュラーとなり、18歳でワールドカップに出場。21歳ではすでにクラブで100ゴールを決めていた。
しかし、1999年4月のリーズ戦で大きな筋断裂を負って以来、常に継続的な怪我に悩まされた。25歳までで158ゴールを決めたものの、その後の9年のキャリアでは64得点に終わっている。
フェルナンド・トーレス
17歳でアトレティコ・マドリーのトップチームにデビュー。「神の子」との異名を取る活躍を見せ、2007年までの7シーズンで91ゴールを記録した。
そしてその後移籍したリヴァプールで3年半プレーし、81ゴールを記録。27歳でキャリアはピークに達し、大きな額でチェルシーへと引き抜かれた。
しかしそこではかつての圧倒的な得点力は見せることができず。欧州最高クラスと言われたストライカーはロンドンで下降線を辿り始めた。
ジョー・コール
ウェストハム・ユナイテッドでマイケル・キャリックとともに若くしてデビューを果たしたジョー・コール。イングランドでは異色の輝きを見せるドリブルのキレでファンを魅了した。
そしてアブラモヴィッチ氏がオーナーになったチェルシーに引き抜かれ、レギュラーとは言わずとも時に輝きを見せていた。
ところが2008年に深刻な膝の負傷を抱えてしまったことから、彼のキャリアは道を外れてしまった。ますますスピードアップするプレミアリーグに馴染むことができなくなり、現在はアメリカの独立リーグに所属する。
ロビー・ファウラー
リヴァプールで「ゴッド」と呼ばれる伝説の男であるが、彼も若くして靭帯の損傷に悩まされることになった。
1993年に18歳でデビューを果たし、22歳までの188試合で116ゴールを決めていた。しかし1998年のワールドカップを怪我で欠場してから、爆発的な得点力は影を潜めていった。
2001年にリーズへ、2003年にはマンチェスター・シティに移籍。輝きを取り戻した時期もあったが、若い時のインパクトには敵わなかった。ただ、これほどキャリアを通して愛された選手もそういない。
アラン・スミス
18歳でデビューし、ヤング・リーズの一員として名を上げたアラン・スミス。素行の悪さから「暴れん坊」と言われつつ、その闘争心で存在感を発揮した。
しかし彼も若くして怪我に苦しめられることに。2004年にはマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、ファーガソン監督によってボランチにコンバートされた。
そして2005-06シーズンにも重大な怪我に見舞われてしまい、復帰後も出場機会が著しく減少。2007年のニューカッスル移籍後も年間をフルで戦えない日々が続いた。
ハリー・キューウェル
アラン・スミスと同じく、若くしてヤング・リーズのレギュラーとなったオーストラリアのスター。17歳でプレミアリーグのピッチに現れ、その見事なドリブルでファンを沸かせた。
しかしリーズは経営に失敗して凋落の一途を辿り、リヴァプールへ移籍した彼にも大きな怪我の連続が待っていた。長いリハビリを繰り返し、5年間で138試合の出場に留まり、トルコのガラタサライへと去っていった。
キーロン・ダイアー
17歳でイプスウィッチ・タウンのトップチームにデビュー。最も優れたティーンエイジャーとして名を上げ、1999年にニューカッスルへと引き抜かれた。
ボビー・ロブソンが率いたチームでも強みを見せたものの、度重なる怪我によって次のステップに進むことはできず。2005年にはリー・ボウヤーとの殴り合いで汚名がついた。
2007年にウェストハムに移籍してからは継続的に出場することもできなくなり、30台前半でキャリアを終えることになった。
ジャーメイン・ジーナス
18歳の時、ノッティンガム・フォレストで歴史上最年少キャプテンを務めたジーナス。彼も2002年にボビー・ロブソンのニューカッスルに加入し、初年度に年間最優秀若手賞を獲得してみせた。
22歳までにプロ選手として185試合に出場したものの、その後彼のインパクトは徐々に減少した。2005年にトッテナムへと移籍したが、若い頃の影響力は影を潜めた。
そして前十字靭帯のダメージが累積したことによって32歳で現役を引退しなければならなくなった。
ガブリエル・アグボンラホール
アストン・ヴィラで若くしてデビューした時、そのスピードに目を丸くした人々は多いはずだ。24歳までに205試合に出場し、イングランド代表にも選出されていた。
しかしながらこの6シーズンは彼にとってあまりにも厳しいものになっている。昨季は副キャプテンの座を剥奪され、降格の憂き目にあったチームから追放されるという状況に。
ロビーニョ
「世界最高の選手になるのではないか」と言われたブラジルの希望だった。ロナウジーニョの後を継げる存在が出てきたと大きな話題だったが、欧州でのキャリアは思ったように進まなかった。
サントスから2005年にレアル・マドリーへ移籍。21歳でブラジルを飛び出したものの、予想されたようなワールドスターにはなれなかった。
ACミランでの地味な数シーズンを過ごした後、古巣サントスと中国の広州恒大を経て無所属に。ただ今年はアトレチコ・ミネイロに加入し活躍。
彼は国内が性に合っているのだろう。ジーコらの時代と違い、欧州に出なければスターになれない現代サッカーの犠牲者ともいえるのかも?
