ロシア、インターネットで日本の中古車販売
1月18日放送、「NHKニュース おはよう日本」(NHK)では、ロシアの日本車販売事情について。
ロシアのウラジオストクにこの冬、日本の大手商社が手掛けるショールームが完成。富裕層をターゲットに絞り、日本の高級車を売り込みたい構えだ。自動車販売会社の増田副社長は、まだまだ厳しい状況が続くが、どんどん積極的に売っていきたいと語っている。
また中古車でも安全性をアピールすることで販売につなげようという動きもある。ロシア初のインターネットでの中古車販売を行う中古車販売店では、他にはない念入りな検査がウリで、その入念な検査をウリ文句に販売を増やそうという狙いだ。グルシェンコ副社長は、安全を提供することで中古車の販売が増えると期待している。
中古車市場にとって、ロシアの存在は大きい。日本の中古車輸出台数の10%をロシアが占め、過去ずっと、常に中古車輸出台数で上位を占めてきた。2008年にはロシアのみで輸出台数が563,369台を記録したのだが、その翌年ロシア政府が関税を引き上げ、一気に53,180台まで落ち込んでしまった。輸出業者の統廃合、オークション関連業者の事業縮小など中古車市場全体まで影響が波及したが、またロシア関係の輸出には大きな環境の変化がありそうだ。
ソチオリンピックの後、ウクライナ情勢が緊迫の度を強めた。日本や欧米からの経済制裁によってロシア経済が低迷し、原油価格も暴落。ルーブルも一気に下落するなど、経済が低迷している。日本からの輸入に関しては、新車販売を救済するインセンティブが導入され、ルーブル安も加わって輸出にブレーキがかかっている。だがその反面、新車販売は好調だ。最近は販売事業者も激化し、日本国内でも過当競争が行われている。ピーク時の2008年以降、同業者が一気に拡大して、利益が最盛期の半分以下となりビジネスとして通用するか難しい局面となってきた。
だからこそ、インターネット販売に活路を見出そうとしているのだ。ロシア国内でもインターネット利用者は増え続け、多くの国民がネットショッピングなどを気軽に楽しんでいる。検査に力を入れて安心の日本車ブランドで攻勢をかける。ローカルビジネスとしては天井に近い状態だったが、インターネットなら活路を見いだせる可能性もある。
