中国メディアの澎湃新聞は7日、2015年6月30日に東海道新幹線車内で起きた乗客による焼身自殺に伴う火災事件について、なぜ新幹線は乗客の手荷物検査を行わないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)ymgerman/123RF.COM)

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 中国メディアの澎湃新聞は7日、2015年6月30日に東海道新幹線車内で起きた乗客による焼身自殺に伴う火災事件について、なぜ新幹線は乗客の手荷物検査を行わないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、東海道新幹線について「日本全国の交通上における大動脈」と表現したうえで、2014年に開業50周年を迎えたところだったと紹介。さらに、日本が新幹線を海外に売り込むうえで、新幹線の売りの1つが高い安全性に基づく「旅客の死亡事故がゼロ」だったことを挙げる一方、開業51年目にして初の「惨劇」が起きたと主張、「東海道新幹線の安全運行の神話も終わった」などと主張した。

 続けて、乗客がガソリンを車内に持ち込み、自らガソリンをかぶって自殺したことから「新幹線で手荷物検査を行うこと」の是非について議論が起きたと紹介。日本では日本人であろうと外国人であろうと乗車券を購入する際には「実名」は不要であり、手荷物検査もなく乗車することができると紹介。

 さらに、現行の鉄道営業法では可燃性の液体を車内に持ち込んではいけないことになっているが、「実際は日本のほかの法律同様、乗客の自覚に依存しているのが現実」と論じた。

 続けて記事は、新幹線の手荷物をめぐる扱いについて、「現在の運営方法には問題がある」と主張し、テロが多発している今日において、すべての乗客が“性善説”に基いて行動するわけではないと指摘。中国やインドでは鉄道を利用する乗客に対して安全検査を行っているとしたほか、英仏海峡トンネルを通るユーロスターでも荷物検査を行っていると伝えた。

 一方で、日本では新幹線の手荷物検査については国民を含めて否定的な声が多いことを紹介し、その理由として「時間に正確に運行すること」や「効率の良い運行」を重要視する傾向があるためだと指摘したほか、、乗客においては「プライバシーの侵害」を懸念する人も多いことを挙げた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)ymgerman/123RF.COM)