(台北中央社)新型コロナウイルスへの治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について30日、中央感染症指揮センターの周志浩執行官は日本から提供の申し出があったと明らかにした。ただ、国内には備えがあることや、薬の効果にまだ検証の余地があることなどから「今回は遠慮した」と説明した。

午後の定例会見で、日本がアビガンを無償供与する38カ国に台湾が含まれていなかったことに対し記者から質問があった。周執行官は日本側の好意に謝意を示した上で、必要になった際には改めて連絡を取ると述べた。

(編集:楊千慧)