古より日本人に慶ばれたハレの魚 寒い冬には「鮭」が美味しい!

鮭西京焼き
【材料】/鮭 …3枚/白味噌… 50g/酒…大さじ1/みりん…大さじ1/砂糖…大さじ1
【作り方】(1)白味噌、酒、みりん、砂糖を混ぜて味噌床を作り、ポリ袋に入れる。そこに鮭の切り身を入れて味噌床をからめ、冷蔵庫で保存(2日目以降が食べごろ)。(2)味噌をぬぐい落とし、焦げやすいので弱めの火で両面を焼く。大根おろし、生姜の甘酢漬けなどを添える。
鮭は昔から、捨てるところがないと言われている魚です。
鮭、鮭子(さけこ)、内子鮭(こごもりざけ)、氷頭(ひず)、背腸(せわた)、鮭児(けいじ)、楚割鮭(すはやりざけ)と部位によってさまざまな呼び名があることから、産地で加工され、運ばれてきたことが伺えます。
鮭子とは筋子、あるいはいくらのことで、内子鮭は一旦鮭の内臓を抜いて洗ってから筋子を腹に戻し、濃い塩水に漬けて干したもののようです。
氷頭は鮭の頭の軟骨で、現在も北海道や東北地方では、なますにして食べられています。
背腸は背骨の内側にある腎臓(メフン)を塩辛にしたもので、楚割鮭は鮭の身を薄く切って干した、現在でいう鮭とばのようなものです。
平安時代からいくらが食べられていたとは意外です。
また、江戸時代初期の寛永20年(1643年)に刊行された『料理物語』という日常料理の参考書には、焼き物、なます、すし、はらら汁(いくらを使ったお吸い物。飲むと子が授かるとされた)、炒り焼き、なまひ、かまぼこと、鮭の調理法がたくさん記されています。
とはいえ、江戸時代後期に塩鮭が大量に蝦夷地から運ばれるようになるまで、鮭は庶民が日常的に口にできる魚ではありませんでした。
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