撮影:野原誠治/ヘアメイク:小林友香
 今年2月、11作目となるシングル「遥花〜はるか〜」を発表したmelody.。今月9日には、前作「READY TO GO!」からわずか9ヶ月で、4作目のアルバム「Lei Aloha」を発表した。「Lei」とは彼女の故郷であるハワイ原産の白い花をループ状に繋げた首飾りのことで、その一つ一つの花は「愛」を、それらが繋がっている首飾りは人と人との「絆」を意味する。ハワイで生まれ育った彼女が、夢見た日本での歌手デビューを果たし、5周年を迎えた今、自らの原点へと回帰する。

第1回「メッセージ性のある歌を歌っていきたい」(2008年03月26日)
第2回「人の繋がりは、一つの円に囲まれている」(2008年04月02日)
第3回「夢って、永遠に止まらないもの」(2008年04月09日)

――音楽以外の話もお聞きできればと思いますが、小さい頃からファッションに関心があったり、その分野に強い大学に進学する予定だったり、ファッションに対してこだわっていることはありますか?

melody.:ありますね。今日もこれは私服なんですけど。自分は身長がそんなに無いんですよ。160センチも無いから、色々とバランスを考えないといけないので(笑)。全体的にダボっとしちゃったら、本当に丸っこく見えちゃうから、どこかを締めたりとか。そういうシルエットをすごく大事にしていますね。

――服の好みは昔からあまり変わってはいないですか?

melody.:色々と着たりするんですよ。ある日、すごくエレガントに、大人っぽくなっていたり。

――その日の気分で。

melody.:そう!その日の気分。すごくボーイッシュになったり、すごくフェミニンになったり、すごくヤングになったり、ギャルになったり、色々と変わるのが好きで(笑)。子供の頃マミーが言っていたみたいに、未だに着た洋服によって自分の気分が変わっていますね。

――それがまた楽しかったりするんですね。

melody.:そうなんですよ。だから、一つのジャンルにあまりstayしたくない。

――もっと色々な自分の表情を見てみたい。

melody.:そうなんですよ。それで楽しんでいて。たまにファッション的にメガネを掛けてみたり、色々と遊んでいるのが楽しい。

――服以外でも、最近手に入れたアイテムで気に入っているものはありますか?

melody.:最近買った本なんですけど、かなり前に出ていたヴィクトリア・ベッカムさんのファッションについての本を買って、それに今ちょっとハマっているんですけど。すごく細かい所までヴィクトリアさんのファッションのこだわりとか、スタイルのこととか、「ジーンズはこうであるべきだ!」とか、ヴィクトリア・ルールがあるんですよね(笑)。「この人はこう思っているんだ」とか、それが面白くて読んでいて。でも、それよりももっと面白いのが、ヴィクトリアさんはイギリス英語のフレーズがたまにアメリカ英語と違ったりするから、一瞬「何を言いたいの?」と思う時があって。例えば、スニーカーをイギリスだとスニーカーじゃなくてトレーナーって言うんですよ。不思議なんですよね、その辺の言い方が違ったりして、一人でクスクス笑っていたり。

――ライブのグッズとか、それ以外でも自分でデザインやプロデュースしてみたいものはありますか?

melody.:例えばジュエリーだったり、洋服とかはその内やっていきたいので。デザインまでいくのは、現実的に考えればもうちょっと先かなと?思うんですけど。洋服のラインのプロデュースだったりは考えていますね。どうしてもやりたいんです!

――ゆくゆくは、ヴィクトリア・ベッカムみたいに自分ブランドを立ち上げられたら、いいなぁ、と。

melody.:そうなんですよねー。一回そういう方向性に行きそうだったから、素材の一つ一つで色々な特徴があるから縫い方を考えないといけないとか、その知識を学ばないとちゃんとしたものが作れないかな、と思って。もっと時間があれば、そういう勉強もしたかったり(笑)。

――結果として大学には進まなくても、大学に入るために勉強したことが、巡り巡って時間が経っても無駄になっていない感じですね。

melody.:そうですね(笑)。今は本当に自分がやりたいと思っていたことを、そのままやっているだけなので。だから、サイドでそういう洋服関係もできたらいいなぁと。あと、陶芸とかも好きなので、それは実際に商品にするとかではなく、趣味としてまたやりたいんですよ。