日本ハム・伊藤大海130球完封で新庄監督300勝飾った!エース熱投13K「凄く意識していた。ホッ」
◇交流戦 日本ハム4―0阪神(2026年5月26日 甲子園)
「日本生命セ・パ交流戦」が26日に各地で開幕し、日本ハム・伊藤大海投手(28)がセ・リーグ首位の阪神を完封してリーグ最多の6勝目を挙げた。9回は無死満塁を切り抜けるなど自己最多に並ぶ13奪三振で通算10度目の完封。新庄剛志監督(54)は3連敗から脱出し、阪神時代の思い出が残る甲子園で通算300勝に到達した。
最後は力でねじ伏せた。4―0の9回2死満塁。代打・小幡を全球直球で空振り三振で仕留めると、伊藤は雄叫びを上げた。セ・リーグ首位の阪神相手に、9回130球の熱投で今季初の完封勝利。13奪三振の快投で、新庄監督に通算300勝をプレゼントした。
「監督は全然興味ないと思いますけど、僕は凄く意識していた部分だったので。ホッとしています」
実は新庄監督から喝を食らわされていた。「内容は言えないけど、試合前から大海くんをちょっと叱り倒した」。伊藤は「心配をかけてしまった。今日は完封しないと許されない」と気合を入れてマウンドへ。序盤から150キロ超の威力ある直球に変化球を織り交ぜ、8回まで三塁を踏ませぬ圧巻の投球を披露。9回も踏ん張り、指揮官も「許す!」と、笑顔で称賛した。
新庄監督の就任1年目だった22年。当時プロ2年目だった伊藤は、指揮官の驚く言動の数々に困惑した。先発陣全員に完投指令などさまざまな仰天プランに「今だから言えるが、ふざけているのかな?と思った」と苦笑いで振り返る。だが、今では「7回2失点では悔しい。完投じゃないと満足できない頭と体になっている」と、感謝する。
新庄監督通算300勝に王手をかけながら足踏み。「今日はチームに勢いをつけるんだ、という気持ちが初回からあったので。結果として付いてきてくれて良かった」。エースとして仕事を全うした。
2年前の交流戦では、試合前のメンバー表交換で阪神のユニホームを着用するサプライズで甲子園を沸かせた新庄監督。今年はチームも低調でサプライズを封印するほど、ガチンコで臨み「最初の1勝目を取れたことで選手も乗っていく」と巻き返しに期待した。(清藤 駿太)
≪通算10度目≫伊藤(日)が通算10度目の完封でパ単独トップの6勝目。現役で10完封以上は岸(楽)の21度を筆頭に9人目だ。この日は四死球0で昨年4月8日楽天戦に並ぶ自己最多の13奪三振。チームで2桁奪三振の無四死球完封は24年9月10日西武戦の伊藤自身に次ぎ8人で9度目。1人で2度は伊藤が初となった。

