坂本花織 コロナ禍「合法的に休みがもらえた」も… 苦しかったシーズン、競技人生変えた期間
ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの坂本花織(26=シスメックス)が13日、神戸市内で引退会見を行った。
一番苦しかったシーズンを質問された坂本は「2019〜20シーズン」と回顧。初めてのオリンピックだった平昌五輪の翌シーズンで「(代表入りが)まぐれだとは思ってほしくなくて。一生懸命オリンピアンとして頑張るっていう1年だったので。それプラス日本で世界選手権もあったので、自分の中では凄く頑張って、その頑張った反動がちょうどそのタイミングで来てしまったって」と向上心が保てず、成績も不振のシーズンだったと語った。
同シーズンは20年を迎えてすぐ、世界的なコロナ禍に。「合法的に休みがもらえたと思って。“やったー!休み来た!”と最初の1カ月は思ってたんですけど。みんなが滑れない状況になって“今、陸でトレーニング頑張れば、スケートできるようになった時に、取り戻すところからじゃなくて、すぐ飛んで、そこからさらにっていう風にできるんじゃないかな”っていうのを思い始めてから、気持ちがすごく前向きに変わって」とコロナ禍によって心境の変化があったと告白。
「1カ月半、滑らずに一生懸命トレーニングして。復帰してからは、すごく練習にも前向きに取り組めるようになったので。きっかけはコロナで滑れなくなったことがきっかけでした」と振り返った。
会場にはサイン入りの白いスケート靴が飾られ、報道陣には感謝の言葉を“直筆”でつづったメッセージカードが贈られた。
坂本は2018年、17歳で平昌五輪に初出場。2022年の北京五輪では個人で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した。22年、23年、24年の世界選手権で優勝し、56年ぶりとなる3連覇を達成した。ミラノ・コルティナ五輪では個人、団体で銀メダル獲得。現役最後の大会となった今年の世界選手権で日本勢最多4度目となる優勝を果たし、有終の美を飾った。
