【オリコン】サカナクション「夜の踊り子」が跳ねた! 14年前の楽曲が海外発のミーム動画を起点に週間7位、初TOP10入り
【グラフ】「夜の踊り子」が跳ねていく!直近20週の週間再生数&順位推移
バイラルの起点とされるのは日本ではなく、韓国で投稿されたショート動画。インドネシアのリアウ州で17世紀から続く伝統的なボートレース「パチュ・ジャルール」で、船首に立ってバランスを取りながら踊る少年の映像と「夜の踊り子」が絶妙にマッチしたショート動画がミーム化し、TikTokやYouTubeショートなどで拡散されていった。
変化が見られたのは、今年3月中旬以降。じわりじわりと再生数が増加していき、26/3/30付(集計期間:3月16日〜22日)で週間450位にランクイン。ITZY、櫻坂46ら日韓のアイドルグループのメンバーがミーム動画を投稿するなどしてさらにバズが広がった。4/27付(同:4月13日〜19日)オリコン週間ストリーミングランキングでは初めて週間再生数が100万回を突破(133.9万回)し、124位に上昇。5/4付(同:4月20日〜26日)では54位に急浮上(週間ストリーミング急上昇ランキング2位)した。
この盛り上がりを受け、4月25日深夜にはサカナクションのフロントマン、山口一郎がYouTubeライブ配信でミームとなったダンスを踊り、切り抜き動画も拡散されたことでさらに加速度がアップ。5/11付(同:4月27日〜5月3日)週間ストリーミングランキングでは16位(急上昇ランキング1位)、週間再生数は前週比1.7倍の382.3万回に跳ね上がった。
そして、最新の5/18付では週間再生数517.7万回で週間7位となり、本作初のTOP10入り。累積再生数を2109.4万回に伸ばした。発売から14年も経ったシングルが、しかも近年の海外ヒットパターンとなっているアニメタイアップ曲でもない楽曲が、海外発のバイラルによって再評価される異例のヒットとなっている。
この盛り上がりは、元ネタとなった船首に立って踊るインドネシアの少年の元にも届き、本人が「夜の踊り子」をBGMにしたショート動画をインスタグラムで投稿しはじめている。近年、SNS大国のインドネシアは、音楽のグローバルヒットを生むバイラルの起点として最重要国とも言われている。インドネシアでも火が付けば、さらなる広がりが期待できるかもしれない。
また、今回のバズの起点となった韓国の人気アーティスト、BTSのメンバー・Vとジョングクがメキシコ公演中にミームとなっているダンスを披露。この動画もSNSで拡散され、話題を集めている。海外発のバイラルヒットがどこまで広がりを見せるか、今後も注目される。