磐越自動車道でガードレールに衝突したマイクロバス

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 新潟市・私立北越高校のソフトテニス部の生徒を乗せたマイクロバスが磐越道で大破、1人の生徒が亡くなった。学校側とバス会社、それぞれの不作為で若い命が奪われてしまった格好だが、実は逮捕された当の運転手は「危険人物」として知られていた。

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食い違う言い分

 事故があったのは5月6日の朝。北越高校のソフトテニス部員20人を乗せたマイクロバスが、対外試合のため福島県富岡町に向かっていた。

「バスは郡山市内の磐越道上り線の道路脇ガードレールに衝突して大破しました。ガードレールは車両前方から後部まで突き抜け、反対車線に投げ出された生徒が亡くなり、後続車を含めて20人が重軽傷を負いました」(全国紙デスク)

 北越高校から車の手配を依頼されたというバス会社「蒲原(かんばら)鉄道」は6日夜の会見で、“今回は予算の都合で貸し切りバスではなくレンタカーを使いたい”と学校側から話があり、併せて運転手の手配も求められたと説明。一方、7日夜に会見した高校側はこれを否定した。

磐越自動車道でガードレールに衝突したマイクロバス

「双方の言い分は真っ向から食い違い、しかも、7日に過失運転致死傷容疑で逮捕された運転手の若山哲夫(68)は、蒲原鉄道の営業担当者も面識のない“知人の知人”でした。そもそも若山は、旅客運送に必要な二種免許を所持していませんでした」(同)

散らかり放題

 その若山容疑者は、地元では駅伝の指導者として名の知れた存在だった。

「若山さんが指導した新潟市の東京学館新潟高校陸上部は、2006年に全国高校駅伝初出場を果たし、以降は常連校となりました。またその後は胎内市にある開志国際高校に移り、18年には、やはり監督として同駅伝への初出場を成し遂げています」(陸上競技関係者)

 しかし、築き上げた名声は徐々に揺らいでいったようだ。新潟・胎内市にある若山容疑者の自宅の近隣住民が明かす。

「最近はうつろな感じで、あいさつしても何の反応もなかった。回覧板を回してもあの家で止まってしまうから、みんな困っていて、時には若山さんを飛ばすこともありました。家の中は散らかり放題で庭の草も伸びっ放しだった」

「横からじーっと見つめてきて……」

 落ちぶれた元指導者の気晴らしはもっぱら酒だったようで、地元では、酒場に向かう姿が頻繁に目撃されている。事故の前夜にも、

「市内の居酒屋で一人飲んでいました。私が18時半ごろに入店したら既にカウンターにいて、横からじーっと見つめてくるので気持ち悪かった。酔っているふうでもないのに、一点に見入る感じで奇妙でした。立ち上がる時はズボンがずり下がって下着が見えていたし、帰りもよちよち歩き。明らかに具合が悪そうでした」(前出の近隣住民)

 このような人物にハンドルを預けてしまった責任は重い。5月13日発売の「週刊新潮」では、若山容疑者の素顔をさらに詳しく報じる。

「週刊新潮」2026年5月21日号 掲載