はしか

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台湾メディアのETtodayは4月30日、日本旅行に行く際に「はしか(麻しん)」のワクチンを打つ必要があるかについて、元感染症医師で「日本旅行の達人」の林氏璧氏のコメントを伝えた。

記事によると、日本ではしかの感染が拡大する中、同氏は「もう日本のどこかに行くのにMMRワクチンを追加接種すべきかと聞かないでほしい」とし、「現在の感染例は東京および周辺県に集中しており、他の地域では多くが散発例にとどまっている」と説明。ただ、ゴールデンウイーク(GW)には人の移動が増えるため、ウイルス保有者に遭遇する可能性もあるとした。

そして、「はしかは日本だけでなく世界の多くの地域でも流行しており、米国では今年はかなり深刻。リスクは確実にあるが、その高低を評価するのは難しい」と言及し、「過度に不安になるよりも、自分自身の状況を見直す方が重要で、自分の年齢はどの層か、ワクチンをきちんと接種しているか、抗体があるかを確認することが大切」と述べた。

ワクチンの効果について同氏は「非常に有効」とし、「幼少期に2回接種し、近年MMRワクチンを追加接種していれば、理論上は抗体は15年程度、あるいはそれ以上維持される可能性が高い」と説明した。

記事によると、台湾では日本から帰国した男性のはしか感染が確認されており、疾病管制署の羅一鈞署長は「2019年以来、国内で初めて確認された日本からの輸入症例である。日本では最近の感染状況が例年より高いことを示している」と説明。渡航に関する感染症警戒レベルを「注意」に引き上げた。

羅署長は、1966年以降に生まれた成人は加齢に伴い抗体が低下している可能性があるため、日本渡航の2〜4週間前に病院で自費接種の必要性を相談するよう呼び掛けたほか、日本滞在中はこまめな手洗いや口や鼻に触れないこと、マスクを着用することなどの基本的な感染対策を行うよう求めている。(翻訳・編集/北田)