「彼は攻撃のリーダーであるべきではない」仏代表OBがずばり指摘。エムバペは左サイドで起用? 識者はきっぱり「それは明らかだ」
ウスマンヌ・デンベレとマイケル・オリーセの台頭を受け、フランス国内では攻撃陣のリーダー交代を求める声が上がっているという。フランスメディア『RMC Sport』が、この白熱する議論を伝えた。
北中米ワールドカップの開幕まで2か月を切るなか、ディディエ・デシャン監督が嬉しい悲鳴が上げている。チャンピオンズリーグ準決勝第1レグのパリ・サンジェルマン対バイエルン・ミュンヘン戦(5−4)で、パリSGのデンベレとバイエルンのオリーセが圧巻のパフォーマンスを披露し、絶好調ぶりをアピールした。壮絶な打ち合いとなった一戦で、前者は2得点、後者は1得点をマークした。
『RMC Sport』の番組『Rothen s’enflamme』に出演した元フランス代表のジェローム・ロテン氏は、エムバペの役割について厳しい見解を示した。「今日の彼の周りにいる選手たちを見れば、エムバペにテクニカルリーダーであることを求められない」と断言する。
続けて、「彼は攻撃のリーダーであるべきではない」と見解を述べ、デンベレとオリーセを絶賛する。
「彼らがボールに触れた時は信じられないほどだ! デンベレとオリーセができることを、エムバペはできないと言えるだろう」
この急進的な意見に対し、同じく元フランス代表のトニー・ヴェイレーレス氏は慎重な姿勢を崩さない。「デンベレとオリーセのパフォーマンスは並外れている。それは事実だが、チームによりフィットさせるには時間が必要だ」と主張する。
現状では、4−2−3−1の1トップにエムバペ、2列目の右にデンベレ、中央にオリーセが収まる形が有力だが、クラブでは、オリーセは右サイド、デンベレは1トップでプレーしている。
戦術的な観点から意見を述べたのが、識者のジャン=ミシェル・ラルケ氏だ。オリーセやデンベレを最高のコンディションでプレーさせるため、エムバペを左サイドに置くべきかという問いに対し、「それは明らかだ」と即答した。
加えて「デンベレを右サイドに置く、それは最適ではない。もしデンベレを右サイドにするなら、オリーセが得意なサイドで起用できなくなる」とも。
ラルケ氏は最後に、2018年大会のブレーズ・マテュイディや、2022年大会のアドリアン・ラビオのように、フランス代表の左ミッドフィルダーは守備的な役割を担う選手が務めてきた歴史があることにも言及した。
絶対的なエースをどう活かすのか。新たな才能を中心にチームを再構築するのか。デシャン監督の決断に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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