「水利が少ない中でどう水を届けるかが困難」岩手の山林火災に派遣された山形市の消防隊員が語る現場の厳しさ
岩手県大槌町で発生した大規模山林火災で、これまで、山形県内からは360人の消防隊員が緊急消防援助隊として派遣されました。消火に当たった隊員が当時の状況を振り返りました。
4月22日、岩手県大槌町で発生した大規模な山林火災は焼失面積が1600ヘクタールを超え、住民に出されていた避難指示は解除されたものの、現在も鎮圧状態には至っていません。
今回の山林火災では1日までに県内全12の消防から合わせて116隊360人が緊急消防援助隊として派遣されました。
24日に派遣された第1次隊を指揮した、山形市消防本部・東消防署の川合篤副署長と警防課の黒沼義之さんです。
消火活動の難しさはー。
山形市消防本部警防課・黒沼義之さん「風の影響でどう延焼していくかが予測が難しかった。水利が少ない状況の中で持っている資機材を活用してどう水を届けるかが困難」
こちらは活動当時に撮影した動画です。木を切ってみると…中から白い煙がもくもくと立ち上ります。
山形市消防本部・東消防署 川合篤副署長「燃えた後なので一見煙も立っていないが内部が熱されている。火種も全然見えないが空気を入れると突然燃え始めてくるので油断できない」
川合さんらは今回の山林火災について、海沿いの地域で風が強いことが規模拡大に拍車をかけたのではないかと振り返ります。一方、山形も他人ごとではないといいます。
山形市消防本部・東消防署 川合篤副署長「山形でも風が強い時には同規模の山林火災になることはある。乾燥、強風注意報が出ているとき、屋外で火の取り扱いははっきり言ってしまえば止めてもらいたい」
県内からの緊急消防援助隊は第3次隊が30日から現場入りし、3日まで活動を予定しています。
