ここ3年は再び増加中…最新「外国人万引き」摘発の現場″衝撃写真″

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″日本製″を求めて

外国人による万引きの多くは、組織化しています。実行犯は監視の緩(ゆる)い店の見分け方など、あらかじめ母国でレクチャーを受け来日。指示役から盗むべき人気商品の色やサイズまで指定され、犯行に及ぶんです。母国で同じ商品が売られていても、日本製の表示があればプレミアが付き、より高額で売れますから」

こう解説するのは、25年以上にわたり6000人もの窃盗(せっとう)犯を捕捉してきた「万引きGメン」の伊東ゆう氏だ。

上の写真をご覧いただきたい。商品を前にうなだれているのは、20代前半のベトナム人男性。トイレットペーパーでコンドームやカミソリの刃などを隠し、都内のスーパーから持ち出そうとしていたという。伊東氏が続ける。

「怪しい動きをしていたので声をかけると、男が逃亡したため取り押さえました。都内のアパートに盗品を保管し、まとまった数になるとベトナムに送っていたとか。男は日本語学校の生徒でした。母国にいる指示役から指令を受け、転売目的で万引きを繰り返していたようです」

警察庁によると、’05年の4万7865件をピークに来日外国人による犯罪の摘発件数は減少していた。しかしここ3年は再び増加中で、昨年は前年比16.9%増の2万5480件。罪種別で最も多いのが、70%近くを占める窃盗(1万2226件)なのだ。万引きの被害も高額。日本人が加害者の場合は平均1万円ほどだが、外国人では9万円近くになる。

「最近は『プレゼント万引き』が目立ちます。高価な香水や化粧品を盗み、捕まると『大切なパートナーへプレゼントしたいがお金がなかった』と言い訳し同情を誘うんです。捕捉後の反応はさまざま。警察官の手を握って″色じかけ″で許しを請(こ)う女性や、店員を突き飛ばし大暴れする男性もいます」(伊東氏)

実行犯や店員の気を引く人など役割を分担し、複数で犯行に及ぶのも、最近の外国人万引きの特徴だという。「メイドインジャパン」を狙い、海外からの犯罪グループの手口は多様化している。

『FRIDAY』2026年5月1・8日合併号より