JRT四国放送

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実写と見まがうようなグラフィックのゲームが当たり前になりつつある今、なぜか昔ながらのボードゲームに熱中する若者たちがいます。

そんな若者たちの集まり「四国大学ボードゲーム部」のみなさんに、アナログならではのボードゲームの魅力を聞きました。

「プレイヤーは、3枚になるまで手札を捨ててください」

バックギャモンにモノポリー、そして人生ゲーム。

かつて正月などに親戚が集まると、必ずといっていいほどボードゲームで盛り上がった時代がありました。

スマホやスイッチのゲームと違い、至ってアナログな種類のゲーム。

昨今ではボードを使わないものもあります。

(四国大学ボードゲーム部・住友まどか 部長)
「週に2日ほどみんなで集まってボードゲームをするんですが、20人ぐらい来てくれます」

2020年発足の四国大学ボードゲーム部。

最初はたった5人でサークル活動としてスタートしましたが、今では、総勢36人の部活にまで成長しました。

しかし、今どきの若者がなぜボードゲーム?

(記者)
「ゲームたくさんあるんですね、これ何種類ぐらいあるんですか」

(四国大学ボードゲーム部・住友まどか 部長)
「だいたい100種類ぐらいはあるかと思います」

その魅力はバリエーションの多様さ。

クイズ系や陣地のとりあい、資源を集めて無人島を開拓していく戦略系など、その種類はさまざまで、自分好みのものを見つける楽しさがあると言います。

その1つを、記者も体験させてもっらいました。

このゲームは、言葉を漢字1文字で表わして当てあう創作漢字、難読ゲームです。

漢字が伝われば1点、漢字を当てた人にも1点入ります。

(記者)
「私が作る漢字はこちらです。結構難しそうですね」

みなさん、それぞれのお題を考えます。

かなり悩んでいますね。

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「んー難しいな、本当に難しい」

こうして考えた漢字を、ホワイトボードに書きます。

「いっせーのーで」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「これなーんだ」

(記者)
「なんだと思いますか」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「カタカナでしょ?」

(四国大学ボードゲーム部・住友まどか 部長)
「お茶が入ってる」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「『さんずい』ということは、水に関係するもの」

(四国大学ボードゲーム部・住友まどか 部長)
「茶色と白が入ってる」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「ミルクコーヒー」

(四国大学ボードゲーム部・松田悠希さん)
「カフェラテ」

(記者)
「もう一息」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「カフェオレ!」

(記者)
「正解です。カフェオレでした」

部員のみなさんは、スーパーマーケットやバスをこんな漢字で表しました。

(記者)
「世界の世に」

(四国大学ボードゲーム部・住友まどか 部長)
「通信かな」

(記者)
「インターネット?」

(四国大学ボードゲーム部・橋本涼太さん)
「正解です。インターネットなんですよ」

初対面の人とでも顔を合わせて盛り上がることができるのも、ボードゲームの魅力です。

このボードゲーム部の顧問、ボードゲーム歴30年以上の岩木太郎さんです。

(四国大学ボードゲーム部・岩木太郎 顧問)
「中学生ぐらいの時から、マニアックな、普通の店にはあまり売っていない、専門店にしか売っていないような(ボードゲーム)にハマって、のめり込んでいった」

そんな岩木さん、徳島に関するゲームも自作しています。

徳島のご当地グルメを題材にしたものや、世界と日本、徳島で起こった歴史上の出来事を見て、年表を完成させていくゲームです。

部の活動は遊ぶだけではありません。

インストラクターとして地域のイベントに参加し、ボードゲームの普及を通じて人と人とを繋げる活動に取り組んでいます。

(四国大学ボードゲーム部・長尾陽斗 副部長)
「未就学児の方や70歳超えている方も一緒に遊んだこともあって、上から下まで幅広い年齢層で遊べるのが、ボードゲームのいい特徴だと」

(四国大学ボードゲーム部・岩木太郎 顧問)
「好きな趣味が世の中を良くするきっかけになったり、自分の成長に繋がるっていうのは素晴らしいことだと思うので、今後も、頑張っていきたい」

しかし、何といっても最大の魅力は「画面」を相手にするのではなく、「人」を相手にする、その根本的な構造なのかもしれませんね。