【ボクシング】世紀の一戦、直前会見で静かな闘志 尚弥は万全に仕上げた相手見て「イメージ通り」 モンスターから必勝宣言の中谷「戦う心を持って挑む」
ボクシング主要4団体統一の世界スーパーバンタム級タイトルマッチに臨む王者・井上尚弥選手と挑戦者・中谷潤人選手が30日、試合を2日後に控え公式会見に臨みました。
この階級で、WBA・WBC・WBO・IBFと4団体全てのベルトを持つ王者・井上選手は、プロキャリア32戦全勝27KOの目覚ましい成績を残す世界最高峰のボクサーです。これまでライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級と4階級を制覇し、そのうちバンタム級とスーパーバンタム級ではプロボクシング史上2人目の2階級4団体統一を果たしています。
一方、中谷選手は32戦全勝24KOを誇り、これまでフライ級、スーパーフライ級、バンタム級と3階級を制覇し、バンタム級ではWBCとIBFの2団体統一を果たしていました。
この2人はリング誌が選定する階級の枠を超えたボクサーの実力を測る「パウンド・フォー・パウンドランキング」で、2位に井上選手、6位に中谷選手がランクインしています。
その世界最高峰のボクサー2人が相まみえるこの一戦を前に、会見場には互いに引き締まった表情で登壇。まず井上選手は心境を聞かれると「やれることはすべてやった。今は非常に落ち着いている」と述べ、中谷選手は「体重調整も順調。あと数百グラム落とすだけ」と大一番向け互いに万全の状態であることを明かしました。
井上選手は中谷選手の印象を「クレバーで真面目に向き合っているなという印象。そういった選手には、こちらもそういう姿勢で挑まないといけないなという思いでここまで来ました」と語り、「最後までやり抜くという気持ち。どういったことがあろうが、自分が勝つことだけを考えています」と意気込みを口にしました。
中谷選手は東京ドームという大舞台での試合を楽しみたいとしつつ、「中谷潤人のストーリーをしっかりみせつけて、必ず勝利したいと思います」と決意を語りました。
そして試合直前、万全の状態に仕上がった対戦相手を目にし、感じたことを聞かれると、井上選手は「いいトレーニングをしてきたんだなという印象。自分自身もいいトレーニングを積んできたので、イメージ通りかな」と冷静に語り、「ボクシングの面白さ、素晴らしさ、トップ選手同士が戦えばこんなに盛り上がる試合になるんだと見せたい。まだまだ井上尚弥だと見せたい」と再度意気込みました。
中谷選手も「お互いベストな状態で上がれるんだなという印象」と相手を分析し、「信条としてきた戦う心を持って挑みたい。強さを見せたい」と述べました。