万全の仕上がりを誇示したアドマイヤテラ(撮影・坂部計介)

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 「天皇賞(春)・G1」(5月3日、京都)

 G1初制覇を目指すアドマイヤテラが29日、栗東DPでの最終リハで順調な仕上がりぶりを見せた。前走の阪神大賞典をレコード勝ち。充実期を迎えて、待ちに待った大一番に臨む。先週のマイラーズCをアドマイヤズームで制したアドマイヤ&友道師&武豊の最強布陣が、今週も淀でタイトルをゲットする。

 栗東DPで単走追い。気力みなぎる抜群の手応えで直線に向き、ラストはやや気合を入れられると、しっかりと反応して6F81秒9−38秒4−12秒0にまとめた。2週前(16日)、1週前(23日)と栗東CWでハードな調教を積んできただけに、最終追い切りはやや軽めだったが、これが友道厩舎の調整方法。天皇賞・春2勝の実績を誇る名門らしい万全の仕上げだ。

 ◆武豊騎手     

 −前走はレコードV

 「雰囲気はとても良く、1番枠からスムーズにレースができました」

 −久々の騎乗だったが成長を感じた部分は

 「パドックから大きくなった印象を受けたし、返し馬から力強さも感じた。頼りない部分があったけど、しっかりしてきた」

 −京都への適性は

 「悪くないと思う。どちらかと言えば乗りやすい馬。距離に関しては全く問題ない。前走がレコードだし、速い馬場も心配していない」

 −最後に意気込みを

 「この馬にとって大きな目標のレース。強い馬もいるけど、充実度と成長力でいいレースをしたい」

 ◆友道康夫調教師  

 −前走を振り返って

 「成長していたので楽しみにしていました。ジョッキーも長距離のお手本のように乗ってくれたし、いい前哨戦でした」

 −中間の様子は

 「前走後は在厩調整。1週前追い切りはしっかり負荷をかけましたが、騎乗した荻野琢ジョッキーも、昨年の秋と比べても歩様の力強さが出て、ストライドも大きくなったと成長を感じていました」

 −最終追い切りの動きは

 「先週の時点で体はできているので息を整える程度でしたが、スムーズな動きで伸び伸び走っていました。上がってきた時もすがすがしい顔をしていました」

 −天皇賞・春は初挑戦

 「昨年も行こうと思えば行けましたが、力不足と思って1年間充電しました。満を持しての出走ですね」

 −コースの相性は

 「菊花賞でも3着に好走しているし、坂を利用して徐々にペースアップできるので合っていると思います。折り合いもつくので距離も大丈夫」

 −鞍上はコースをよく知る武豊。先週も同じ勝負服(アドマイヤズーム)でマイラーズCを勝利した

 「そこが1番心強いですね。先週からの勢いをつなげたいです」

 −このレースへの思いは強い

 「(08年のアドマイヤジュピタで)調教師として初めてG1を勝った思い入れのあるレース。アドマイヤの勝負服で武豊ジョッキーが乗って勝ちたいです」