(NY時間12:53)(日本時間01:53)
マイクロソフト<MSFT> 422.41(-6.85 -1.59%)
エヌビディア<NVDA> 209.31(-3.86 -1.81%)

 AI銘柄としてこれまで上昇してきたマイクロソフト<MSFT>とエヌビディア<NVDA>について、これまで割高で手を出せなかったバリュー投資家が、ようやく買える水準になったとして押し目で買い増す方針を示した。

 バリュー投資を選好するストラテジストはこれまで、市場平均よりも低い株価収益率(PER)で、財務が健全かつ配当利回りのある銘柄、例えばベライゾン<VZ>やUPS<UPS>、キンバリー・クラーク<KMB>などを中心に投資してきたという。しかし、今年の第1四半期に株価が調整した両銘柄に初めて投資エヌビディアは現在ポートフォリオ第4位、マイクロソフトは第3位の銘柄となっている。

 「AIブームの持続性への懐疑から一時的に人気が落ちたことで、これまで高過ぎて買えなかった優良株をバリュー投資家が保有できる稀な機会」と指摘している。

 マイクロソフトについては、企業向けソフトでの支配力や約895億ドルの現金を背景にAI競争で優位に立つ可能性を評価。現在の予想ベースPERは約19.6倍と過去平均の約25倍を大きく下回っており、通常水準への回帰だけで約30%、利益成長を織り込めば約50%の上昇が見込めるという。

 一方、エヌビディアも今後1年の予想ベースPERは約18倍と、市場平均並みかつ同社の過去水準より低い。過去平均の約30倍に戻れば、単純なバリュエーション回復で約60%の上昇余地があると分析。

 「特別な話ではない。むしろ大型優良株を勧めるのは気が引けるほどだが、重要なのは自分がバリュー投資家であり、これらの銘柄が初めてその基準に合致したことだ」と述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美