エラーを“連鎖”させないための対応策とは(写真はイメージ)

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年中夢球さんが伝授…エラーしても引きずらない“メンタル操縦術”

 エラーは野球に付き物。しかし、少年野球では1つのミスが動揺を生み、エラーを重ねてしまう選手は少なくない。ミスを最小限に留めるにはどうしたらいいのか。野球講演家として全国各地を訪れ、多くの選手や保護者・指導者をメンタル面でサポートしている年中夢球(ねんじゅう・むきゅう)さんが、対応策を紹介している。

 選手がエラーした際によく聞かれる「気にするな」。だが、「『気にするな』は余計気になってしまう。『次』『集中』のような前向きな言葉を掛けた方がいい」と強調する。「切り替えろ」もよく耳にする言葉だが、前提として指導者らが気持ちを切り替える方法を教えておく必要があると語る。

 年中夢球さんは切り替えに効果的な3パターンを紹介する。1つ目は遠くを見る、空を見る、スコアボードを見るなどの視界的手法。2つ目は「大丈夫」「いつも通りだ」といった言葉による方法。3つ目は帽子を取ったり、胸を叩いたり行動で切り替えるやり方だ。

「信号が黄色から赤になるところを、黄色から青に戻す方法を指導者が教える、声を掛ける。こういうことによって切り替えることができます」

 また、エラーが連続する選手の特徴として、“他人軸”の気質を挙げる。年中夢球さんは他人軸を周りの目が気になって仕方ないことと定義。「エラーした後に監督に怒られるかもしれない、仲間に何か言われるかもしれない……。こういうことを気にしていると、またエラーしてしまいます」と分析する。

 一方、“自分軸”の選手はいい意味でエラーしても気にしないそうだ。周りにどう思われようと意に介さない選手は、エラーを連発することが少ないという。自分軸でプレーできるようになる手段として、群れずに単独で行動すること、授業やミーティングで積極的に挙手して自分の意見を発することなどを選手に勧めている。周りの目をあまり気にせず、自分軸でプレーすることが“ミスの連鎖”防止に繋がっていく。(First-Pitch編集部)