ハンファオーシャンが今年1-3月期にサプライズ業績を記録した。写真は巨済(コジェ)事業場の様子。[聯合ニュース]

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ハンファオーシャンが高付加価値船舶と為替効果に支えられ、市場予想を上回る利益を上げた。ハンファオーシャンは27日、今年1-3月期の連結基準営業利益が4411億ウォン(約476億円)になったと暫定集計を発表した。前年同期比70.6%増となる。証券業界の予想は前年同期比45%増の3750億ウォンだったが、これを大きく上回る「サプライズ業績」を記録した。

売上高は市場予想並みの3兆2099億ウォンで、前年同期比2.1%増えた。売上高は前年と大きな差がない一方、営業利益が急増したのは、収益構造の質的な変化によるものだ。ハンファオーシャンは売上高の87%を商船部門が占めているが、今年に入り、船価が上昇し始めた2024年以降の受注分が売上高に本格的に反映され、収益性が改善されたということだ。ハンファオーシャンはすでに今年1-3月期に、液化天然ガス(LNG)運搬船4隻、超大型原油タンカー(VLCC)7隻など、高付加価値商船を中心に24億5000万ドル(約3896億円)相当を受注した。

ドルで代金を決済する造船業の特性上、今年1-3月期にドル当たりのウォン相場が1450ウォン水準まで上昇したこと(ウォン価値下落)も、好業績に寄与した。証券業界では、前四半期比で、為替による売上高押し上げ効果が440億ウォン、営業利益押し上げ効果が150億ウォンに達するとみている。

造船業界と証券業界では、ハンファオーシャンをはじめ、HD韓国造船海洋、サムスン重工業など「K造船3社」の1-3月期営業利益が過去最大の2兆ウォンに迫ると予想している。サムスン重工業は30日、HD韓国造船海洋は来月7日に、それぞれ1-3月期業績を発表する予定だ。サムスン証券のハン・ヨンス研究員は、「大手各社はすでに昨年1年分受注額の40%を確保したと推定される」とし、「中東戦争による海運・エネルギー市場の変化が、業況改善を加速させる可能性がある」と見通した。