復活ののろしを上げたアドマイヤズーム(左)=撮影・石湯恒介

写真拡大

 「マイラーズC・G2」(26日、京都)

 レジェンドが連日の大暴れだ。前日の東京メイン・青葉賞をゴーイントゥスカイで制した武豊が、今度は淀へ舞台を変え、1番人気アドマイヤズームを復活の重賞Vへと導いた。自身の2日連続重賞制覇は07年京阪杯(サンアディユ)→JCダート(ヴァーミリアン)以来、19年ぶりのこと。「来週も天皇賞があるので頑張りたい」と名手は爽やかに笑ってみせた。

 自身の“庭”で手綱さばきがさえ渡った。抜群のスタートからスッと2番手を確保すると、初コンビの相棒としっかり呼吸を合わせる。勝負どころを迎えても手応えは文句なし。鞍上の右ムチを余すことなく推進力に変え、早め先頭から堂々と押し切った。「ホッとしています」と笑みをこぼした鞍上。「行き過ぎなければ、ある程度行ってもという感じでした。折り合いもついて非常に乗りやすかったです」と、さすがの騎乗で相棒の底力を存分に引き出した。

 未勝利戦Vから臨んだ24年朝日杯FSで圧巻Vを飾った素質馬。ただ飛躍が期待された昨年は、爪に不安を抱えながらで3戦全敗。そんな悔しさを払拭する完勝劇に、友道師は「久しぶりに万全の状態で出られました。2歳の頃の強さを取り戻してくれた」と感無量の表情だ。

 指揮官は次走について明言はしなかったが、「1回使ってもっと良くなると思う」とさらなる上昇を示唆。鞍上も「この勝利をきっかけに飛躍するんじゃないかな」と深くうなずいた。本来の姿を取り戻した2歳マイル王が、再び頂点まで上り詰める。