阪神どうなる? 不動の1番・近本光司が骨折離脱の衝撃 藤川監督も「グッと我慢はしている。けれど、多いね」と吐露 穴埋めを不安視する声も「鉄壁の布陣が崩れた」

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死球に受けてグラウンドに倒れ込む近本。試合後に左手首の骨折が判明した(C)産経新聞社

 盤石の虎はどうなるのか。連覇を目指す、阪神に激震が走った。4月26日、阪神は近本光司が「左手首の骨折」と診断されたことを発表した。

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 その瞬間、球場内はどよめき、そして静寂に包まれた。本拠地・甲子園球場で行われた広島戦で近本は「1番・中堅」で先発出場。8回2死で迎えた第3打席で相手左腕の郄太一が投じた151キロのストレートが左手首を直撃。ハイライト映像を見返しても、かなりの衝撃が想像できるほどのボールを受けた31歳は、苦悶の表情を浮かべて、その場に転倒。トレーナーとともにベンチへ下がり、無念の途中交代を余儀なくされていた。

 試合後、テレビのフラッシュインタビューに応じた藤川球児監督は、「今、病院に行ってるんですけど、あまり当たりどころがいいと言えない」とコメント。表情を曇らせながら、「まぁ、相対的に見て、ちょっと多いね。デッドボールを当てられるケースがね。野球を守らなければいけないので、こちらもグッと我慢はしている。けれど、多いね」と漏らした。

 たしかに阪神は死球を受けるケースが多い。今季はリーグで2番目に多い11死球。強打者揃いの打線に対して、厳しい攻めが続いている証とも言えるが、主力が中長期の離脱を余儀なくされ、指揮官の顔も一瞬、歪んだ。

 なんにせよ、近本の離脱は阪神にとって痛恨だ。今季も開幕から24試合に出場して、打率.250、14得点、出塁率.336、6盗塁と不動のリードオフマンとして君臨。過去7シーズン連続で120試合以上に出場していただけに、その穴埋めも容易ではない。

 そうした状況に虎党からも悲鳴が上がる。SNSでは「あの場面で近本へのデッドボールはさすがに我慢できない」「代役はどうするの?」「近本がいなくなるダメージは大きい」「鉄壁の布陣が崩れた」「これはきついぞ……」「なかなか近本の穴は埋まらんでしょ」とチーム編成に対する不安が飛んだ。

 代役候補には、福島圭音や岡城快生といった若手をはじめ、小野寺暖、前川右京、浜田太貴の起用が考えられる。ただ、いずれの選手も近本ほどの経験値が備わっているとは言い難い。それだけに1番に誰を配置するかも含めて、藤川監督を筆頭とする首脳陣は現有戦力をどう生かすか。

 球団史上初の連覇に向け、突如として現れた壁。近年の阪神にあっては「主力の故障」が唯一の懸念材料となっていただけに、このアクシデントをいかに乗り切るで、地力が問われるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]