「手放した判断は賢明に見える」不振が続くタッカーに皮肉…穴を埋めた新鋭に古巣メディアが賛辞「打線に定着した」

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タッカーは思うような成績を残せていない(C)Getty Images

 カブスは現地時間4月24日より、敵地でのドジャース3連戦を戦っている。初戦は終盤に逆転に成功し4-6で勝利。25日の2戦目は、ドジャース打線が気を吐き4-12と大差で敗れている。

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 ドジャース戦初戦まで3カードに渡り9連勝を飾り、ナ・リーグ2位(25日現在)につけるなど、好スタートを切ったカブス。オフには、昨季主軸として活躍したカイル・タッカーがFAでドジャースに移ったこともあり、今回の3連戦はこれまで以上に高い注目度の中で行われている。

 また、カブスは今季も開幕からリーグ屈指の打撃力を維持しており、一方で、ドジャースのユニホームを着たタッカーはここまで打率2割台前半と出遅れ気味だ。新天地で実力を発揮出来ずにいる、かつての主砲に対し、カブス地元メディア『FANSIDED CUBBIES CRIB』は、“安堵”と“戸惑い”が入り混じる見方を示している

 25日、同メディアは、「ドジャースが手にしたタッカーは、誰も――カブスでさえ――見たことのないバージョンだ」などと銘打ったトピックを配信した。その中で、「29歳のタッカーは、もともとストライクゾーンを支配する能力を軸に打撃を組み立ててきた選手だが、ドジャースが総額2億4000万ドルという破格の契約を提示して以降、その各種指標は悪化傾向を示している」と指摘。ここまでの不振を強調しながら、「現時点では、カブスがフリーエージェントで彼を手放した判断は賢明だったように見える」などと論じている。

 その上で同メディアは、「ドジャースが打線の中軸で不振のタッカーに頭を悩ませる一方、カブスは4月を非常に好調に過ごしており、フィリーズとメッツを相手に連続スイープを達成した。今季最初の25試合終了時点で、カブスは得点数(139)でリーグ3位につけ、2016年以来最長となる連勝を記録している」として、現在の躍進を称賛。

 さらに、「カブスはタッカー不在でも十分に結果を出しており、ドジャースのように破格の資金を投じなくても、機能する打線を構築できることを証明している」と主張し、新鋭の活躍をフォーカス。「少なくとも右投手相手においては、モイセス・バレステロスがタッカーの穴を埋める形で打線に定着した」などと評している。

 メジャー2年目のバレステロスは、ドジャースとのカードでも本塁打を放つなど、バットでの存在感を存分に発揮している。カブスはまさに新たなスター候補の台頭により、打線が迫力を増すこととなった。シーズン序盤、ライバル球団に移籍となったタッカーの不振を横目に、カブスはさらなる上位進出をうかがう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]