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韓国の男性アイドルのライブチケットを譲るなどとウソの投稿をし、ファンから電子マネーをだましとった疑いで会社員の女が逮捕されました。「news zero」が街で取材すると、チケットを巡るトラブルが横行していることが分かりました。

■チケット「当たらない」 転売に「嫌な気持ち」

街の人に聞きました。「ライブのチケット、手に入っていますか?」

20代
「全公演第一希望みたいな感じにしても、当たらなくて」

30代
「入手したいなという気持ちあるが入手できない。最近は転売とかがいっぱいいて、そいつらにとられているんじゃないかなと嫌な気持ちになります」

SNSで“非常識な投稿”を見たと話す女性も。

20代
「転売とか譲渡とかルールに反して交換しているとか、非常識な投稿を見たりする」

チケットを巡り、横行しているという“ルール違反”。

■逮捕の女“だまされた分を取り返すため”

こうしたなか…

22日、警察署から出てきた車に乗っていたのは、めがねとマスクをつけ、うつむいている女。詐欺の疑いで逮捕された、渋谷香菜容疑者(28)です。

SNSでアイドルのライブチケットを譲るとウソの投稿をし、ファンの女性から電子マネーをだましとった疑いがもたれています。

容疑を認めている渋谷容疑者。その動機については…

渋谷容疑者
「自分も同じようにだまされたことがあった。損した分を取り返したいと思った」

自身も同じようにだまされた経験があると主張しています。

■金額は“2倍近く”の6万円 実際はチケット所持せず

警察によりますと、2024年に渋谷容疑者がSNSに投稿したのは、ライブチケットを譲渡する趣旨の内容。しかし、実際にはチケットを所持していなかったといいます。

そこには、席の場所が記載されていて、金額は正規のチケットの2倍近くにあたる6万円。

この投稿を信じた女性が、電子マネーを送金し“購入”しましたが、ライブ当日、その席には、正規のチケットを所持していたほかの客が座っていたということです。

被害にあった女性が警察に相談したことで発覚した今回の事件。転売に詐欺に、チケットを巡るトラブルは後を絶ちません。

■3人に1人が転売チケット「購入・検討したことある」〜調査

電子チケット事業などを展開する「チケットプラス」がチケット購入経験者1200人を対象に実施した不正転売に関する調査では、3人に1人が、転売チケットを購入、または購入を検討したことがあると回答。そのうちおよそ半数が、トラブルに巻き込まれたと回答しています。

トラブルの内容として一番多かったのは、定価だと思って購入したものが高額転売だったというもの。次に多かったのは、代金支払い後に、販売者と連絡がとれないというものでした。

■販売元の対策…不正転売ないかサイトをチェック

対策について、チケット販売の業務委託を受ける業者に話を聞くと、多くのチケット販売元は、不正に転売されているチケットがないかウェブサイトをチェックしていて、不正転売が見つかった場合はそのチケットを無効にし、入場できないようにするなどの対応をとっているということです。

■不正チケット購入側もリスク 専門家が指摘

専門家は、今後は不正転売チケットを購入する側のリスクも高まると指摘します。

チケット転売問題に詳しい 骨董通り法律事務所・福井健策弁護士
「これからは(チケット所持者の)身元確認の厳格化とか、身元情報の開示請求によって、不正転売チケットを購入したことが明らかになる可能性が高まります。そうすると、入場できないばかりでなく、ファンクラブの会員資格を剥奪されるとか、以後チケット購入ができなくなるといったおそれもありうるわけです」

(4月22日放送『news zero』より)