田中将大(C)共同通信社

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 今年のマー君は何かが違う──。

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 巨人の田中将大(37)がスライド登板で16日の阪神戦に先発する。先発予定だった昨15日の阪神戦は雨天中止となったが、1日スライドすることが決まった。

 首脳陣に調子の良さを買われた。ここまで2試合登板で1勝0敗、防御率1.42。本塁打はまだ打たれていない。昨季リーグ優勝の強敵・阪神相手。さらに、昨季4勝8敗の“鬼門”甲子園での一戦に起用されるだけの信頼度を勝ち取っていることになる。

 昨季は3勝を挙げて日米通算200勝。開幕ローテ入りした今季は、キャンプから若手や楽天からFA加入した後輩の則本らにアドバイスを送るなど、山崎、戸郷不在の先発陣にあって、投手陣の精神的支柱になりつつある。

 ただ、心配の種はある。ヤンキースから楽天に復帰した2021年が17本、22年が16本、23年が15本でリーグワーストだった「一発病」である。昨季も45イニングで被本塁打4。少ないとは言えなかった。阿部監督はもちろん、田中将もヒヤヒヤしているだろうが、巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

「なんとか200勝を達成したいともがいていた昨年は、本塁打を打たれるのを怖がり、変化球と外角中心のかわす投球に終始していた。それが今年は、投球のベースになる直球が走っている。球速は主に140キロ台半ば。昨年より速くなっているわけではないが、球がキレているから、直球で打者を押し込んでいることがある。これが昨年との決定的な違いです」

 1日にバンテリンドームでの中日戦に登板する際、「ホームランウイング」が新設された球場の印象について田中将は「狭くなりましたね。でも(投球スタイルは)一緒。特に変わらない」と攻めの姿勢を強調していた。直球のキレが戻り、本塁打を怖がらなくなったことが、今季の好発進につながっているというのだ。

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 巨人と言えば慢性的な不調に喘ぐ戸郷はいま、シーズン中にもかかわらず「魔改造」の過程にいる。投球フォームは菅野智之にソックリだが、勝算はあるのか。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏が挙げる「2つのメリット」とは──。●関連記事 【もっと読む】巨人エース戸郷、 評論家が語る「異例の魔改造」2つのメリット では、それらについて詳しく報じている。