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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(72)が10日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。選手、監督としてともに戦った、“ミスタードラゴンズ”立浪和義氏について言及した。

 落合氏が中日監督時代の2009年限りで現役引退した立浪氏。就任直後の04年、05年は主力として活躍するも、06年以降は、森野将彦氏の台頭もあり活躍の場所は代打にかわっていった。

 当時、立浪氏の打撃力の衰えが指摘されたこともあったが実は違った。

 「立浪の守備範囲がものすごく狭まったんだ。三遊間を(打球が)抜けると、“サードゴロだ”っていうのがヒットになってね。そのピッチャーのしぐさが“なんで捕ってくれないんだろう”って。そういうのがだんだん見えてきた」

 理由は打撃力ではなく守備力だった。「チームの方針はピッチャーを中心とした守りの野球で勝ち上がるのが大前提だから」。ゴールデングラブ賞を二塁、三塁、遊撃で合計5度獲得した立浪氏も、年齢とともにくる衰えには逆らえなかった。

 落合氏は「森野と立浪でバッティングを比較したら立浪に失礼だよ。絶対に勝てない」と打撃面では立浪氏の方が上であったことをあらためて明言した。そのうえで、「1点を取るよりも1点をやらない野球をするっていうことになると、普通に捕れるボールはちゃんと捕ってアウトにしてくれないとピッチャーが苦しむ。そこで代えた」とチーム方針がぶれることはなかった。