Jaguar

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新生ジャガーが初となる市販車モデルの4ドアGTを今秋に世界初公開する。それに先駆け、新生ジャガーの開発ストーリーが公開された。

【画像】新生ジャガー初となる市販車モデルの4ドアGTの開発ストーリーを公開(写真23点)

開発にあたりエンジニアたちは、これまでジャガーが世に送り出してきた名車を見直した。新型ラグジュアリー4ドアGTに、歴代の名作がもつ「余裕のある力強いパワーがもたらす魅力的なドライビング」と「洗練された落ち着き」という2つの要素を注ぎ込むために、2023年5月、まずは歴代モデルを運転するところからスタートした。

「XK120」、「Eタイプ」、「XJクーペV12」、「XJS」、「XJ シリーズ I」の運転を通じて、エンジニアたちはジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を五感で感じ、新型ラグジュアリー4ドアGTに反映、進化させていく。

落ち着いたドライビングが特徴のXK120からは、ドライバーを包み込むような室内が必要であること、そして同じクラスの現行モデルのパフォーマンスレベルを超えなければならないことを学んだという。Eタイプからは、快適でリラックスできる空間でありながら、速さと扱いやすいパフォーマンスを備え、ジャガーの人目を惹く絶対的な存在感を実感。

パフォーマンスと快適性を併せ持つXJ クーペからは、V12エンジンは常に余裕のあるパワーを発揮しながらもラグジュアリーサルーンのようなシャシーでの快適な乗り心地を学び、4ドアGTのドライビングダイナミクスへのインスピレーションを強く受けたという。

XJSの、コーナーを鋭く駆け抜ける自信に満ちた走りは新型4ドアGTにも受け継がれ、XJ シリーズ の余裕あるパワーと卓越した洗練性という特性は、ジャガーの未来の中核を成すものとして受け継がれていく。

JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカーは、次のように述べている。
「開発の初期段階で、私たちは異例ともいえる方法を取り入れ、歴代の名車を実際に運転することに時間を費やしました。何がジャガーをジャガーたらしめているかを肌で感じるためには必要な作業でした。ジャガーは常に、最高のパフォーマンスと快適性という2つの要素を完璧に調和させていますが、このことは新型ラグジュアリーGTでも例外ではありません。この新型モデルはジャガーというブランドを象徴するあらゆる要素を具現化しています。かつて創業者のウィリアム・ライオンズ卿は、『運転は喜びであるべきであり、雑用や作業であってはならない』とよく言っていました。”Spirit of Jaguar Drive”と称したこの体験は、余裕のある力強いパワーと洗練された落ち着きという、ジャガー独自のドライビング特性の再認識につながりました。そしてこれらは、新生ジャガーが投入するラグジュアリー4ドアGTにも不可欠なものであり、その長いボンネットと低いルーフラインは、過去の名車とのつながりを強く想起させ、EVデザインの常識を覆すものです」

新型ラグジュアリー4ドアGTには現実世界およびバーチャル環境での厳しいテストによる開発スケジュールが適用されている。世界中の過酷な条件と環境およびデジタル領域でのテストにより、ジャガーは独自のドライビング特性を磨き上げ、4ドアGTのための推進技術の自社開発をしていく予定だ。

インテリジェントなトルクベクタリングとトリプルモーター技術により、1,000PS以上、1,300Nm以上のトルクを発揮。必要な時に必要な場所にパワーを供給、わずか1ミリ秒で反応するソフトウェアによって、刺激的で満足感のあるドライビング体験を実現する。ダイナミックエアサスペンションとツインバルブアクティブダンパーが連携し、乗り心地を洗練させる。安定性を損なうことはないという。

ジャガー 担当マネージング・ディレクターであるロードン・グローバーは次のようにコメントした。
「私たちは開発の初期段階から、真のジャガーを目指していました。そのために、ブランドのルーツを掘り下げ理解することから始めました。過去90年間に誕生した偉大なジャガーの名作を実際に運転することが、この目的を果たす最良の方法でした。これにより、最先端の技術を搭載する新型ジャガーの誕生に向けて、明確な方向性を確立することができたのです」

ジャガーの新型ラグジュアリー4ドアGTは、2026年9月に発表される予定だ。