このままでは終われない、そんな若獅子の強い攻め姿勢が勝負を決めた。「大和証券Mリーグ2025-26」3月23日の第2試合はKADOKAWAサクラナイツ・阿久津翔太(連盟)がトップを獲得。この日に誕生日を迎えたチームメイトの堀慎吾(連盟)へ捧げる勝利で、1月9日以来の個人5勝目。

【映像】阿久津のセンスと意地!勝利を確信した強烈な親跳満

 第1試合では岡田紗佳(連盟)岡田が序盤から大きく失点、その後に粘って3着。この試合は東家からEX風林火山・内川幸太郎(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)、阿久津の並びで開始した。

 阿久津は東1局、一気通貫が確定したカン八万待ちのリーチ。内川からロンを決め、リーチ・一気通貫・裏ドラ2の8000点で好スタートを決めた。さらに東2局も4000点のツモアガリでリードを広げる。

 東4局は2巡目にカン二万待ちをテンパイ。赤が1枚あるため、このまま即リーチという手もあったが、阿久津はここで一万を払う選択。4巡目に再びテンパイすると、力強く「リーチ!」。六・九万待ちで六万ならばタンヤオという手、ここで阿久津は高目を一発で引いた。リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・赤に、雀頭の2索が裏ドラとなって1万8000点のアガリ。2索は最初のテンパイを外した後に2枚引いた牌であり、阿久津の勝負センスが光った名局となった。

 南4局、最後の親番では茅森から7700点のアガリでダメ押し。同2本場に滝沢の跳満ツモで親被りとなるも、+77.1ポイントの大トップで試合終了した。

 試合後は「どんな状況でも、トップはうれしいなというのが正直な感想です」とコメント。堀の誕生日であることに話題が及ぶと「なんで堀さんじゃないの?と思ったかもしれないですが、元から決まっていたオーダーです。これでラスだったら、それこそなんでお前が出て来てラスなんだよとなってしまうので、トップでよかった」と笑顔を見せた。

 一発ツモに裏ドラを乗せた会心の勝利。阿久津は「勝負どころでアガれたのがよかった」と振り返った。現状は9位と苦しいが、残された試合でも目指すべきことはある。阿久津は「8位と9位では、来シーズンの最終日のひとつ前に打てるかどうかが変わってくるので、まずはそこと、最高得点賞を目指そうということで打ちました。いい麻雀を打つことが、来期もサクラナイツを応援しようと思ってもらえるために必要なことだと思っています」とファンへメッセージ。

 期待の20代として今期から参戦するも、個人5勝という現状に満足はない。この日の勝利を弾みに、来期の躍進へとつなげる一局となり、ファンの期待も高まった。ファンからは「がんばれ阿久津!!」「阿久津先生さすがですー!」とエールが寄せられた。

【第2試合結果】

1着 KADOKAWAサクラナイツ・阿久津翔太(連盟)5万7100点/+77.1
2着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)3万8700点/+18.7
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)6800点/▲33.2
4着 EX風林火山・内川幸太郎(連盟)−2600点/▲62.6

【3月23日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +776.2(118/120)
2位 BEAST X +639.1(118/120)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +637.8(118/120)
4位 セガサミーフェニックス +162.1(118/120)
5位 赤坂ドリブンズ +118.9(116/120)
6位 TEAM雷電 ▲246.4(118/120)
7位 渋谷ABEMAS ▲272.8(118/120)
8位 U-NEXT Pirates ▲547.6(116/120)
9位 KADOKAWAサクラナイツ ▲625.1(118/120)
10位 EARTH JETS ▲642.2(118/120)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)