東京アジアンスイーツ5選|浅草豆花から香港茶餐廳まで各国あったかデザート
え、アジアのあったかスイーツって、どんなん?私たちおと週スタッフも、はじめはそう思っていました。しかーし!実は結構ありまして、しかも各国で味わいから何から全然違って、ハマる楽しさ&おいしさ。探して食べ歩いたのは、ライター飯田&芦谷のふたり。妙〜になごむアジアのスイーツに、癒されたようです!
台湾家庭に伝わるこだわり素材の大盛り豆花『美豆花(メイドーファー)』@浅草
浅草橋の台湾料理店『家豆花』の姉妹店として2025年にオープン。老舗純喫茶だった場所を改装し、台湾の田舎町をイメージしたかわいらしい店だ。台湾南部にルーツを持つ店主の手料理は、ほっとする味わい。添加物不使用で豆乳から手作りする豆花は濃厚で、口の中でほどけるようなやさしさだ。
総合豆花900円

『美豆花(メイドーファー)』総合豆花 900円

『美豆花(メイドーファー)』店主 富吉さん
店主:富吉さん「豆花やルーローハンランチセットもあります!」

『美豆花(メイドーファー)』
[店名]『美豆花(メイドーファー)』
[住所]東京都台東区駒形1-7-12大久保ビル1階
[電話]090-5972-3678
[営業時間]11時〜16時
[休日]不定休
[交通]都営浅草線ほか浅草駅A1出口から徒歩5分
いかにも香港ローカルな味と雰囲気の虜に!『香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン) 飯田橋店』@飯田橋
茶餐廳とは、軽食を出す香港式喫茶店のこと。ここは日本での先駆けで、料理も喫茶メニューも現地のままだ。自家製ジャムを挟んで揚げたフレンチトーストは一見超甘そうだが、ほっこりやさしくてクセになる。温かいエッグタルトもぷるぷる&上品で旨い!濃厚な香港式ホットミルクティーを合わせて、本場流にエンジョイしたい。
自家製カヤジャムフレンチトースト西多士650円、香港式ミルクティー530円

『香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン) 飯田橋店』(手前)自家製カヤジャムフレンチトースト西多士 650円 (奥)香港式ミルクティー 530円

『香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン) 飯田橋店』オーナー 張旻偉(チャン・マンワイ)さん
オーナー:張旻偉(チャン・マンワイ)さん「香港独特の喫茶文化をご体験ください」

『香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン) 飯田橋店』
[店名]『香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン) 飯田橋店』
[住所]東京都千代田区飯田橋3-4-1マンワイビル1階
[電話]03-6261-3365
[営業時間]11時半〜23時
[休日]無休
[交通]地下鉄東西線飯田橋駅A5出口から徒歩1分
常夏の国タイのローカルスイーツをホカホカで食す!『アムリタ食堂』@吉祥寺
入店すると「ここはタイ?」と錯覚しそうな明るい挨拶に思わず笑顔に。創業24年の歴史がありながら、常に挑戦を続ける名店だ。ご飯メニューやお酒だけでなく、カフェタイムはデザートも色々。温かい湯気とともにココナッツ香る「カノムトゥアイ」や「モーゲーン」は食べるほどにハマるおいしさ。
モーゲーン(黄豆の焼きプリン)720円、カノムトゥアイ(温かいココナッツういろう)390円

『アムリタ食堂』モーゲーン(黄豆の焼きプリン) 720円

『アムリタ食堂』(右)オーナー 安達亜紀さん、(左)デザート担当 今野祐子さん
オーナー:安達亜紀さん、デザート担当:今野祐子さん「タイ&日本人メンバー皆でお待ちしてます!」

『アムリタ食堂』
[店名]『アムリタ食堂』
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町2-17-12吉祥寺藤彩ビル1階
[電話]042-223-1112
[営業時間]11時半〜22時(21時半LO)※ティータイム15時〜16時半LO
[休日]なし
[交通]JR中央線吉祥寺駅より徒歩5分
新たな味覚の扉が開ける、ベトナム式コーヒータイム『Dothi Cafe Vietnam(ドティ・カフェ・ベトナム)』@高田馬場
世界でも有数のコーヒー産地で、カフェ文化も盛んなベトナム。その北部出身、ドイエンさんが丁寧に手作りする料理が人気。中でも卵黄とコンデンスミルクをトロトロに泡立ててのせる「エッグコーヒー」は寒い日にぴったり。エッグクリーム×乾燥豚肉など、ベトナムならではの素材合わせに感動!
エッグコーヒー650円

『Dothi Cafe Vietnam(ドティ・カフェ・ベトナム)』エッグコーヒー 650円

『Dothi Cafe Vietnam(ドティ・カフェ・ベトナム)』店主 Do Yen(ドイエン)さん
店主:Do Yen(ドイエン)さん「好きなようにゆったり過ごしてほしいです」

『Dothi Cafe Vietnam(ドティ・カフェ・ベトナム)』
[店名]『Dothi Cafe Vietnam(ドティ・カフェ・ベトナム)』
[住所]東京都新宿区大久保3-10-1オレンジコート1階
[電話]03-6879-8283
[営業時間]11時〜20時、土・日は12時〜
[休日]不定休
[交通]地下鉄東西線ほか高田馬場駅戸山口改札口から徒歩5分
やさしい甘みが舌の上にじわり冬の伝統スイーツ『トウキョウミタイワラ』@西葛西
ミタイはお菓子、ワラは店。ここは日本では珍しいインド菓子専門店。1階のショーケースには約40種ものスイーツが並び、高級感が漂う。豆や乳製品、香辛料などを贅沢に使う伝統スタイルはそのままに、甘さは日本人向けに調整しているそう。赤にんじんをミルクで煮た「ガジャルハルワ」は冬の定番。2階でイートインもOK!
ガジャルハルワ(100g)550円

『トウキョウミタイワラ』ガジャルハルワ(100g) 550円

『トウキョウミタイワラ』店長 アマルジートさん
店長:アマルジートさん「インドの伝統的なお菓子をすべて手作りしています」

『トウキョウミタイワラ』
[店名]『トウキョウミタイワラ』
[住所]東京都江戸川区西葛西6-8-5
[電話]03-6808-0777
[営業時間]11時半〜22時(21時半LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄東西線西葛西駅南口から徒歩2分
異国文化が花開くローカルな味は妙に沁みるのです
芦谷(以下芦)「今回私のヒットだったのは、『美豆花』。丼になみなみ注がれた総合豆花が忘れられません!」
飯田(以下飯)「しかもこのボリュームで千円以下とは良心的。店主はきっといい人だ」
芦「店も台湾の田舎町の雰囲気でほのぼの〜。メニューは台湾南部に暮らしていたご家族のレシピを基にした、添加物を使わない癒し系です」
飯「愛だね、愛。台湾スイーツって愛を感じるヘルシーさだよね。医食同源の食文化がベースにあるから」
芦「身体を冷やさないよう、豆花も冬は注文ごとに温めてくれるんですよ(ほっこり)」
飯「温豆腐プリン的な?」
芦「そう。豆乳から手作りで、ほんのりした甘みが身体に染み渡るぅ。台湾では美肌にもいいと言われていて」
飯「飲み干しに行くわっ!」
芦「緑豆やタピオカが入っていて具沢山ですが……」
飯「自分、イケます!この勢いでこちらの報告もいい?『香港贊記茶餐廳』のスタッフさんが男前だったぁ♪」
芦「そっちかい(笑)。スイーツだけじゃなく、本場仕込みのイケメンも発掘したと」
飯「イエス、いい企画だわ〜。しかもここさ、リアル香港喫茶店なわけ。味しかり、広東語が飛び交う雰囲気しかり」
芦「(フレンチトーストを見て)これって厚揚げですか?」
飯「んなわけあるかい!フレンチトーストでしょうが」
芦「確かにバターと蜂蜜たっぷりで……甘そうですね」
飯「そう思うよね?いや甘いんだけど、やさしいの。パンダンリーフ(ハーブ)とココナッツミルクのジャムが挟んであって、それが豆ペーストっぽい。ハマっちゃった」
芦「やっぱりミルクティーといただくのが本場式?」
飯「うん、エバミルクたっぷりのやつ。甘くなくて超濃厚。香港喫茶って英国統治下で育まれたカフェ文化が根付いているでしょ。その上で独自進化しているから面白いよね」
芦「ベトナムのコーヒー文化もまさに!フランス植民地時代に持ち込まれた背景があって。エッグコーヒーはカプチーノから着想を得て、高価な牛乳の代わりに卵を使ったのが始まりだそうです」
飯「“飲むティラミス”の異名をもつアレね!」
芦「『ドティ・カフェ・ベトナム』で飲んだのがおいしかった。深煎りコーヒーの上にのった、卵白と練乳を泡立てたふわふわ甘いクリームは、もうスイーツです(キリッ)」
飯「ベトナムの伝統スイーツ、チェーはあった?今回探していたんだけど、都内専門店は軒並み閉店していてさ」
芦「かき氷にぜんざいをのせたような冷たいのはあったけど、あったかいのはなく……」
飯「ドイエンさん、あったかチェーも作ってください!」
芦「想いは伝えておきます(笑)。一方、インドの魅惑の冬スイーツに出合ったとか」
飯「西葛西『ミタイワラ』でね。まずインド菓子店っていうのが珍しくて沸いた!しかも洗練された雰囲気なの」
芦「宮廷菓子がルーツとか?」
飯「確かに銀箔をのせた菓子とか特別感があった。冬の定番は“ガジャルハルワ”」
芦「一体どんなもの!?」
飯「赤にんじんをミルクで煮込んでいて。ほんのり温かく、繊維質が残る舌触りとカルダモンの華やかさが、よき!」
芦「インドって料理の辛さとの対比で、スイーツは震えるほど甘くしている印象なんですが(戦々恐々)」
飯「ここは味も上品で。日本人向けに調整されているよ」
芦「興味津々〜。同じ熱帯のタイだと、『アムリタ』のココナッツ蒸しプリンも好き。上はとろりで下はモチモチ」
飯「ココナッツね。常夏の国でもあったかスイーツ健在」
芦「ちなみに、豆とココナッツ香るケーキ“モーゲーン”は本来常温のものらしく。温かいのはお店のアレンジです」
飯「そうやってまた新しい美味が生まれたりするんだよね。今回、アジア各国の文化にも触れられて大満喫だった」
芦「国が違えば素材も味も様々。もっと探してみたい!」
撮影/西崎進也、取材/芦谷日菜乃(美豆花、アムリタ食堂、Dothi Cafe Vietnam)、飯田かおる(香港贊記茶餐廳、トウキョウミタイワラ)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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※月刊情報誌『おとなの週末』2026年3月号発売時点の情報です。
