《すでに『らんまん』》佐川町牧野公園・早咲きのサクラ見頃【高知】
3月16日(月)に全国のトップを切って高知県でソメイヨシノの開花が発表されました。
見頃はもう少し先になりそうですが、佐川町の牧野公園では早咲きのサクラがすでに見頃を迎えています。「佐川のサクラ博士」に園内を案内してもらいました。
佐川町の牧野公園は日本さくら名所100選にも選ばれている県内有数のお花見スポット。
1902年に佐川町出身の世界的な植物学者・牧野富太郎博士が送ったソメイヨシノの苗が園内に植えられたことで地元の花見どころになったと言われています。
しかし戦後、「花見客で風紀が乱れる」として多くのサクラが伐採されます。
その後、地元の有志が再びサクラの木を植えるなどして手入れを続け、サクラの名所として復活。
いまも牧野公園は「みんなで育てる公園」として地元の有志により大切に管理されています。
16年前から園内にサクラの木を植え、全国さくら功労者にも選ばれた「佐川のサクラ博士」田村一水さんに案内してもらいました。
そして田村さんがこの時期とっておきのサクラスポットを教えてくれました。
■田村さん
「もう満開ですね 春だ」
茶屋が入る建物の裏手で2本のサクラの木が見頃を迎えていました。
■田村さん
「これは陽光」
「ちょうどこの高さだとサクラと同じ目線になって 近くで見ることができる」
「満開というところやね ちょっとつぼみが残っちゅうけんど」
■井手上恵アナウンサー
「これは何という品種?」
■田村さん
「コヒガンザクラ、普通サクラをこんな近さで見られない 上から見下ろせるき」
「まだポツポツつぼみもある」
さらに公園の中腹には10年前に田村さんが植えた成長が楽しみなサクラの木があります。
■田村さん
「シダレザクラ。シダレザクラって普通のサクラとは雰囲気が違う」
実はこのシダレザクラの台木は仁淀川町の有名なサクラの木の子どもなんです。
■田村さん
「ひょうたん桜 あれの種を蒔いておいて シダレザクラを接いだ」
「仁淀川町の大きなひょうたん桜のパワーをもらって」
「根で養分をもらってね 樹勢がうんと強い」
まだ木が若く成長するのに養分を使うため花芽は少ないですが、10年ほどで立派なシダレザクラに成長する見込みだそうです。
■井手上アナウンサー
「元気がないわけじゃないんですね」
■田村さん
「元気があるきね」「元気があるから 成長しているから花が少ない 10年後が楽しみ」
シダレザクラの木があるところから一段上の場所に牧野博士のお墓があります。
そのすぐそばでは牧野博士が愛した花が顔をのぞかせていました。
■井手上アナウンサー
「牧野博士のお墓のすぐそばですけど 白い! バイカオウレンが」
■田村さん
「まだ残っちゅうね」
■井手上アナウンサー
「この時期にまだ見られるんですね 白い小さな妖精みたい」
2月上旬に咲き始めたバイカオウレン。2026年は雨が少なかったためか、例年より花の見ごろが長く続いていました。
■井手上アナウンサー
「牧野博士が好きな花って言われている」
■田村さん
「一番好きやとね」
■井手上アナウンサー
「お墓のすぐそばでこれだけ咲いていたら牧野博士もうれしいでしょうね」
バイカオウレンの見頃は今週いっぱい(3月22日ごろ)までとなりそうです。
また、3月19日から4月7日まで牧野公園ではさくらまつりを開催。期間中は夜9時までぼんぼりが点灯し夜桜も楽しめます。
●田村さん
「サクラとツツジの公園ですきね みんなによろこんでもらえたらそれだけで」
みんなで育ててきた佐川町の牧野公園。ことしの春も多くの人の憩いのスポットになりそうです。
