大阪市北区で「地下から巨大な下水管が突き出してきて、10メートル以上の高さまでせり上がる」という事態が発生しました。あまりにも異様な事態だったので、実際に現場に行って復旧作業の様子を撮影してきました。

現場はJR大阪駅から徒歩5分くらいの位置で、JR京都線と新御堂筋が交差する地点です。

現場に近づくと、人だかりができていました。



奥に円柱型の下水管が見えます。



近くで撮影するとこんな感じ。



人間が横に並ぶと下水管の巨大さが分かります。報道によると、現場では「浅い深度にある古い下水道管」と「深い場所に埋設する新しい下水管」をつなぐために垂直方向のパイプを設置する作業が行われていたとのこと。パイプの埋設工事は2026年3月11日までに「パイプ内にたまった地下水を排出する作業」まで終えた段階で、あとはマンホールのフタを設置する予定だったそうです。ところが、何らかの要因でパイプがせり上がってしまったというわけです。



13時30分頃に現場を訪れた際には復旧作業がある程度進んでおり、高さ5メートルくらいにまで戻っていました。Xに投稿された情報によると、午前中には新御堂筋の高架橋に触れそうな高さまでせり上がっていたようです。





パイプの周辺には砕けたアスファルトが散乱しており、アスファルトを突き抜けてパイプが突き出したことが分かります。



周辺の道路は通行止めになっていました。



角度を変えてパイプを撮影。この位置からは向かい側にすき家がまる見えだったはずですが、突然現れた巨大パイプによって視界が遮られています。



さらに角度を変えて撮影。



道路の真ん中に本来は存在しないはずの構造物がそびえ立っており、とにかく異様な雰囲気です。



動画も撮影しました。これは現実の光景です。

大阪の街中に突如現れた巨大下水管 - YouTube

上部は道路が四角形に切り取られたようになっています。



近くの信号機にも影響があったようで、信号機を修理するための高所作業車も現場入りしていました。



パイプの復旧作業と並行して信号機の交換作業も進みます。



パイプの復旧は「パイプの側面に穴を開け、ホースを突っ込んで水を注入し、重さを足して沈める」という方法で進められていました。以下の写真はパイプの側面にバーナーで穴を開けているところ。



四角い穴が空きました。



穴にホースを挿入しています。ホースからは水がかなりの勢いで出ています。



ホース設置完了。



注水すると高さがジワジワと下がっていきます。14時30分後ごろには道路標識と同じくらいの高さまで下がってきました。



ここで、ハシゴや高所作業車が登場。



パイプの上部にネットをかけていきます。



パイプがある程度沈んで穴の位置が低くなったら、溶接して穴を閉じます。



しっかり閉じられました。



そして、高い位置に別の穴を設けます。



ぽっかり空いた穴。



注水用のホースを挿入します。



ホース設置完了。



パイプはそれなりに安定しているようで、途中で作業員が上部にのってはみ出たアスファルトを砕こうとする姿もありました。



15時30分頃にはトラックと同じくらいの高さまで下がってきました。



穴から巻き尺を差し入れて深さを測定しているようです。



穴が沈んでしまう前に溶接。



かなりまぶしいです。



16時頃には上部に手が届く高さまで下がってきました。



周囲のガレキを掃除します。散乱したアスファルトをどこに移動させるのか気になっていたのですが、パイプの沈んでいく箇所に掃き入れていました。



最終段階は側面に穴を開けるのではなく、上部にホースを挿入していました。



側面に詰まった土砂をかき出しています。



土砂は意外ともろくて、手で崩れていました。



16時30分頃には大人の身長くらいの高さにまで戻りました。



17時頃には照明を点灯。



記事作成時点でも復旧作業は続いています。