「ギャー!」クルマの中に「虫」が入ってきた! 残暑続く9月こそ注意! 慌てて「潰す」の絶対NG! スマートに車外へ追い出す「簡単な方法」とは
「虫被害」を防ぐ「防衛術」とは
9月に入っても、厳しい残暑が続いています。もともと8月頃に活発になるはずの虫たちは、近年9月頃に活動の季節を移しつつあるようです。
そうなると、多くのドライバーにとっては、「虫」との戦いの季節も続くことになります。
【画像】「えっ…!」これがカンタンに「虫を追い出す方法」です!(24枚)
効果的な対策はあるのでしょうか。

暑い時期のクルマが、いわば「虫の磁石」と化す要因は、ヘッドライトやボディが放つ紫外線や熱、排気ガスや芳香剤が漂わせる二酸化炭素や甘い匂い、そして車内に残る食べこぼしや湿気です。
光・熱・匂いという虫の行動トリガーがそろうことで、走行中はもちろん駐車中でも虫を引き寄せてしまいます。
まず重要なのは、侵入を未然に防ぐことです。窓やバックドアに装着する市販のメッシュネットは、通風を確保しつつ蚊やハチを遮断する最も確実な手段といえます。
ボディにガラス系コーティングを施工して塗装面を滑らかにしておけば、走行中に付着した虫の体液が固着しにくく、除去も容易になります。
駐車場所を選ぶだけでも効果があり、水銀灯直下や草むら、水たまりの近くを避ければ、誘引率を大幅に減らせます。
それでも車内に虫が入り込んだ場合は、安全に追い出す行動が欠かせません。
走行中に羽虫が視界を飛び回っても、無理に叩き落とそうとせず、まず安全な場所へ停車しましょう。
小さな虫や蛾であれば、すべての窓を開けてタオルでそっと外へ逃がすのが理想的です。
刺す危険があるハチの場合は、乗員が車外に避難し、自然に出て行くのを待つ方法が推奨されます。
どうしても駆除が必要な場合は、殺虫成分を含まない冷却スプレーが有効で、薬剤の残留や内装への影響を抑えられます。
なお、すべての窓を全開にして一定速度で数分間走行すると、風圧で虫が外へ流れ出るケースもSNSなどで多く報告されています。大きな虫を捕まえる際はビニール袋を使い、潰さずにリリースすることで車内を汚さずに済みます。
しつこい「虫汚れ」を除去する方法とは
夜間などの高速走行のあとに広範囲へ虫が付着した場合は、70℃前後のお湯に浸したクロスを使い数分蒸らすことで、洗浄力が向上します。
走行後の塗装面に付着した虫の死骸は、早期に除去しないと酸性体液が塗装を侵し、焼き付きシミになります。
付着直後であれば、ペットボトルの水とマイクロファイバークロスで優しく拭き取りましょう。乾いて固着してしまった場合は、泡タイプの虫取りクリーナーをたっぷり吹き付け、十分にふやかしてから除去します。

室内清掃も忘れてはなりません。
週1回の掃除機がけと水拭きで、糖分や皮脂を除去すれば、アリやゴキブリの餌を断ち、ダニの繁殖も抑えられます。
アウトドアや車中泊で長時間ドアを開け放つ場合は、車外に蚊取り線香やUSB給電式拡散器を設置して忌避ゾーンを形成し、肌にはイカリジン配合の虫除けを塗布すると安心です。
どうしても大量発生で困った場合は、クルマ専用の除菌消臭タイプ燻蒸剤でリセットする方法もあります。
ただし、作動後の換気と内装の拭き上げは必須となる家庭用の(いわゆる“バルサン”のような)燻煙剤の流用は避けましょう。
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夏の虫対策は、誘因要因の排除、物理バリアによる遮断、安全な追い出し、そして早期清掃という一連の流れを意識することが肝心です。
メッシュネット、ビニール袋、冷却スプレー、マイクロファイバークロス、ペットボトルの水を車内に常備しておけば、愛車は「虫の磁石」から「快適なサンクチュアリ」へと変貌するでしょう。
万全の防衛ラインでストレスフリーなドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
