ワキガについて


ワキガとは、脇の下の臭いです。医学的には腋臭症(えきしゅうしょう)やアポクリン臭汗症といいます。

強い臭いが生じるため、気になる人も多いでしょう。 そのままにしておいても、健康に被害を及ぼしたり、体調を崩すことはありません。

しかし、人と会うときのエチケットや、自分の臭いを改善したい場合には悩ましい病気です。


ワキガってなに?
私たちの体が汗を分泌するために、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2つの汗腺があります。そのうち、ワキガの原因となるのはアポクリン汗腺から分泌される汗が原因となります。

アポクリン汗腺から出る汗には、脂質やタンパク質などが含まれています。それらが、アポクリン汗腺に常在している菌に分解されることでワキガ独特の臭いが発生するのです。

アポクリン汗腺は、脇や陰部、乳首などの特定の部位の毛包内に存在するため、毛の量とワキガにも関係があります。 



ワキガのセルフチェックポイント
ワキガには明確な判断基準がなく、自分で臭いが気になるかどうか曖昧な部分もあります。 そこで、セルフチェックするためのポイントをご紹介します。

チェックポイントとしては、

・耳垢が湿っている、耳毛が多い
・両親の片方、または両方がワキガである
・衣類についた汗が黄ばむ
・脂っこい食事を好む
・他人からワキガを指摘される
・体毛が濃い

などを考慮しながら、自分の体質や生活習慣と照らし合わせるとよいでしょう。

また、外耳道にはエクリン汗腺が存在しません。そのため、耳垢が湿っている場合は、アポクリン汗腺から分泌された汗によるものだと考えられます。

加えて、ワキガは遺伝するため親がそうである場合も可能性は高くなります。


すぐできる!簡単なワキガ対策
ワキガ対策としては、まずは脇を清潔に保つことです。

また、生活習慣食生活の改善もワキガ対策となります。肉や乳製品などから得られる脂質やタンパク質も大切ですが、摂りすぎないように気をつけましょう。ときには脂質の少ない魚や豆などに置き換える工夫も必要です。

また、アルコールや喫煙は汗腺を刺激することがあります。アポクリン汗腺が活発になると体臭もきつくなるため控えることがワキガ対策の一つになります。適度な運動によって汗をかくことは、老廃物が排出され、ストレス解消にもなるためにおすすめです。

しかし、かいた汗をそのままにすると悪臭になってしまうため、汗をかいたらすぐに拭く、着替える、シャワーを浴びるなどの習慣をつけるとよいでしょう。


ワキガにおすすめの商品を選ぶ時のポイント




ワキガにおすすめの商品の選び方を解説します。

市販されている商品は種類が豊富なので、基準が何もない状態では選ぶのが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。商品選びに迷っている方は参考にしてください。

実際に薬剤師が選んだ商品を見たい方はこちらへ


有効成分を確認する
ワキガのニオイを抑える有効成分として「細菌の数を減らす」殺菌成分(イソプロピルメチルフェノールなど)と「汗の量を減らす」制汗成分(クロルヒドロキシアルミニウムなど)「発生したニオイを吸着する」消臭剤(ミョウバンなど)を含んだ製品を選ぶことがポイントです。

必要に応じて、各種配合されているもの、一部が配合されているものを選択していきましょう。

有効成分は包装に記載されているほか、パッケージの目立つところに「殺菌」「制汗」「消臭」などの文言が標記されている場合が多いので参考になります。


医薬部外品かどうか確認する
ワキガのための商品はいくつもありますが、選ぶときのポイントとして「医薬部外品」かどうかを確認しましょう。

医薬部外品とは、厚生労働省が認可した薬用成分・効能効果を示す成分が一定濃度以上含まれている市販薬です。

治療というよりは、予防や衛生を目的にしているものですが、有効成分が配合されているために効果が期待できます。医薬品と比べると、効果は穏やかですが、化粧品と比較するとより効果的です。


効果の持続時間を確認する
ワキガ対策の製品も、さまざま種類があり、成分によって持続時間が異なります。そのため、効果がどのくらい持続するのか、塗り直す必要はあるかなど、効き目を確認しておくことが大切です。

有効成分の中でも、ワキガには消臭・殺菌・制汗などの異なる作用機序があります。自分に必要な成分の効果がどのくらい持続するかで、持ち運びやすいものを選んだほうがいい場合もあります。

また、汗をかきやすい人は、ウォータープルーフのものを選ぶとよいでしょう。

ワキガはなかなか人に相談しにくい悩みです。適切な対処をすれば改善・治療することが可能なので、今回の記事を参考にまずはできるところから対策を始めてみてください。

生活習慣の改善はもちろんのこと、市販の対策グッズも取り入れて悩みから解放されましょう。